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トップ  >  山形県自閉症協会(「第23回 全国大会inやまがた」の様子・2014年10月12日更新)

「第23回 全国大会inやまがた」を取材しました



 山形市市民活動支援センターには、現在300を超える団体が利用登録していただいています。その中で、障がい者に対して支援を行っている団体は多数ありますが、今回は「山形県自閉症協会」の活動に注目してみたいと思います。

 山形県自閉症協会は、自閉症及び同様の症状を持つ子どもを守り、その教育及び福祉の向上を図るとともに、生涯にわたる支援体制の確立を目指すことを目的に活動しています。

 みなさんは自閉症と言うと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。私は、一般的に社会性が不足していたり、他人とのコミュニケーションが難しかったりする発達障がいの一種だという認識でおります。近頃、その「自閉症」という概念が「自閉症スペクトラム」という標記に変わったそうです。

 さて、このたび、平成26年9月13日(土)、14日(日)の2日間にわたって、山形で全国大会が開かれるという案内をいただきました。そこで、1日目の会場の様子を取材させていただきました。プログラムは、「さぁ、みんなで『自閉症スペクトラム』を考えよう、やまがたで!」をスローガンに、様々な専門家を招いての講演とシンポジウムです。主催は、山形県自閉症協会の全国組織となる一般社団法人日本自閉症協会です。会場となった山形テルサのメインホールには、医療関係者から関心のある一般の方まで、多くの方が来場されていました。空席がほとんどない状況で、みなさんの自閉症に対する関心の高さを感じました。

 

 

 まずは、「自閉症スペクトラムの理解と支援」と題して、児童精神科医・医学博士、日本自閉症協会理事、信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長の本田秀夫さんから基調講演がありました。幼児期や思春期、成人期に至るまで各時期に起こりえる自閉症の症状と、それに対する理解と支援のあり方等について、具体例を交えながら約1時間半お話されました。

 続いて、「地域の連携を考える−家庭・福祉・教育・医療・行政との連携を探る」と題したシンポジウムが行われ、先ほどの基調講演を受けて、特定非営利活動法人それいゆ 副理事長の江口寧子さん、山形県立鶴岡病院 院長の神田秀人さん、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官の樋口一宗さん、日本自閉症協会 理事・山形県自閉症協会 会長の花輪敏男さんの4人の講師が、家庭・福祉・教育・医療・行政それぞれの立場から、これからの新たな連携のあり方についての提言を順番に講演されました。

 

 

 講演の後、日本自閉症協会 理事・くまもと発育クリニック 院長の岡田稔久さんの司会のもと、シンポジストの5人が、地域で連携していくためにはどうすればいいのかについて、本田秀夫さんの質問に順次答える形で議論が行われ、1日目が終了しました。

 自閉症スペクトラムに関する概念の説明や、様々な現場の事例などを交えたお話がなされ、あっという間に約4時間半が過ぎました。

 今までの概念で考えると、自閉症、アスペルガー症候群といった広汎性発達障がいは、それぞれ別のものになりますが、スペクトラム(「連続体」の意味)という概念で考えると、それらは別々のものではなく、症状の軽重はありますが連続するものであるそうです。

 2日目は残念ながら参加できませんでしたが、シンポジウム?「知的障害を伴う自閉症スペクトラムの支援を考える−ライフステージの視点を持って−」とシンポジウム?「知的障害を伴わない自閉症スペクトラムの支援を考える−ライフステージの視点を持って−」が開催され、大勢の方が参加されたそうです。

 今回、取材させていただいたことで、社会一般的にまだまだ自閉症の理解が進んでおらず、障がい者が、それぞれのライフステージで、また様々な生活の場面で誤解を受けていることを知りました。「今回の全国大会を通して、自閉症スペクトラム児・者への想いを共有できれば嬉しい」という趣旨のことを大会実行委員長が発言されていましたが、私たちは自閉症であってもなくても、お互いが理解し合い、助け合える社会になるよう、みんなが自閉症を正しく知る必要があるのではないでしょうか。


 

■お問い合せ
・山形県自閉症協会
・代表者  花輪 敏男
・事務所  のぞみの家内
・連絡先  FAX 023-624-2091
・メール  madoguchi@asj-yamagata.org
・ホームページ http://www.asj-yamagata.org/
※電話での問い合わせには対応できませんのでご了承ください。