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トップ  >  NPO法人小さな天文学者の会(最前線宇宙講演会・超新星爆発の花にあつまる宇宙の昆虫たちのお話〜中性子星研究最前線〜・2016年6月25日更新)

最前線宇宙講演会
超新星爆発のにあつまる宇宙の昆虫たちのお話
〜中性子星研究最前線〜


NPO法人小さな天文学者の会



  6月19日(日)、山形大学小白川キャンパス理学部大講義室で、「最前線宇宙講演会 超新星爆発の花にあつまる宇宙の昆虫たちのお話〜中性子星研究最前線〜」が開催されました。


  主催のNPO法人小さな天文学者の会は、星空や宇宙と親しんで様々な方の日常生活を豊かにすることを目的に活動している団体です。任意団体から活動を始めて、今年で17年目になります。


  「最前線宇宙講演会」は毎年実施しており、いつもは講師を外部の方にお願いしているところ、今回は会の理事長・柴田晋平先生が講師をされました。講師がゲストの方でないのは珍しいとのことです。今回のテーマは、質量が太陽の8倍以上といった、重い星の一生の最後に起こる「超新星爆発」と、その爆発後に残る「中性子星」には多様な姿があることを、花と昆虫に例えて市民向けに分かりやすく説明するもので、会場には約50名の方が聴講されていました。





  宇宙についてのお話であることから、質量や重力の話や、「パルサー」といった専門的な内容はもちろん、爆発と収縮の関係について、その収縮の状態を「おしくらまんじゅう」に例えるなど、随所で、一般市民向けのわかりやすい表現に置き換えて話をされていました。

  また、会場のみなさんとコミュニケーションを取りながら進めて行きたいとのことで、タイミングを見ては会場に問い掛け、参加者から寄せられる質問に対して、ユーモアを交えながらにこやかな表情で答えておられました。そのため、会場も終始和やかな雰囲気で、講演会中に聴講者からたくさんの質問がありました。

  そして、耳の不自由な方にも宇宙に親しんで欲しいとのことから、この日は「パソコン要約筆記やまがた」から3名の方が協力し、時折、専門用語が入る話の内容にも対応しながら約2時間の要約筆記が行われました。講演会の終わりには、その見事な要約筆記に参加者から拍手が贈られました。




  小さな天文学者の会は、この日の会場となった山形大学と、地域の科学教育に寄与することを目的に連携協定を結んでおり、大学理学部より援助を受けながら「やまがた天文台」の運営協力はもちろん、その他にも、星空観察会や天文台ミーティングなど様々な活動を行っています。

  それら取り組みの中でも、中学生以上の方を対象にした「やさしい宇宙講座」は全国的にも注目を集めている取り組みです。この講座で所定の科目の単位を取得すると「星空案内人“星のソムリエ”」の資格を取ることができます。申込みの時期は毎年春と秋の年2回で、この資格を取得した方々が、「やまがた天文台」ガイドツアーの案内人を務めています。また、この講座が「どんな講座なのかちょっとのぞいてみたい」という人のために、好きな科目だけを受講することのできる「ちょっと立ち寄り講座」も実施しています。

  そして、来る6月26日、河北町の生涯学習施設であるサハトべに花と小さな天文学者の会の間で、「自然科学に関する連携協力覚書締結式」が執り行われます。これは昨年、サハトべに花に最新かつ県内最大のプラネタリウムを導入したことを受けて、地域の科学教育のために協力し合って事業を行うべく交されるのだそうです。


  会のメンバーは老若男女を問わず、関東支部も含めて250人を越えており、会員は普段5つのグループに分かれて活動しています。また、これまで通り、各所への出前講座も常時受付けているとのことです。


  今回、講演会にお伺いし、「わからないから、研究する」との柴田先生のコメント、そして、会場にいた全ての人たちが、楽しそうに話を聞いていたのがとても印象的でした。



 


■NPO法人小さな天文学者の会
Eメール astro-jim*sola.or.jp(*を@に変えてください)


●用語解説
・超新星爆発:質量が太陽の8倍以上ある巨大な星が、長年燃え続けた末に大爆発を起こす現象のこと。この爆発によって様々な元素が発生することによって、多くの生命が生まれるとされている。
・中性子星:質量の大きな恒星が進化した最晩年の天体の一種のこと。
・パルサー:ビームを放射しながら高速回転する中性子星のこと。


(取材:花屋)