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(特活)ディー・コレクティブ

民生委員の皆さんへの研修の様子

 (特活)ディー・コレクティブは、「行政・社協・NPO・ボランティアなどをつなぎ、万が一の被災時に対応できるような、地域・広域での市民防災のネットワークづくり」を目指して活動しています。    
 平成21年1月21日(木)、ディー・コレクティブ代表の千川原さんが山辺町民生委員・児童委員(以下委員)の皆さんが集まる定例会で行った研修の様子を紹介します。

 

 

 研修のテーマは、「今、民生委員・児童委員としてできること」。今回参加したのは委員の方30名です。委員の皆さんは、各地域の生活困窮者や高齢者、障がい者の方々の支援など、地域住民の困ったときのサポート役を務めてらっしゃいます。日頃は万が一の災害時に備える活動として災害時一人も見逃さない運動」に取り組み、災害時に地域の要援護者支援・住民の安否確認などを行うことを想定しています。災害時は地域支援の中心を担う役割でもあります。今回は、災害時の委員の役割について学び確認し合う内容になりました。

※厚生労働省ホームページ参考
「民生委員」とは、厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域において、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い社会福祉の増進に努める方々であり、「児童委員」を兼ねています。

 まずはじめに、これまで国内で起こった大きな災害の被害例等が、映像や写真を交えて紹介されました。
 報道でも特集が組まれていましたが、阪神・淡路大震災から今年で15年になりました。講演の中でも阪神・淡路大震災のことが話題になりました。阪神大震災で亡くなられた方は6434名。被災地の様々な実例が挙げられました。
 

・生き埋めになった方約3万5千人のうち、ご近所同士で救助し合い助かった方は約3万人。(残り5千人は行政に救出された)
・高齢者に続き、20歳代の大学生の死亡者が多かった。地域とのつながりが少なく同じ町内に住んでいてもアパートに誰が住んでいるのかわからなく、救助が遅れたため。
・亡くなられた8割の方が、15分以内に亡くなった。(主な死因は圧死)
また、千川原さんが避難所や仮設住宅で支援活動を行った時の様子が紹介され、実際に被災した時留意すべき点などを話されました。
・避難所では圧倒的にトイレが不足する。特に、車いすの方はトイレが大変。仮設トイレには必ず段差があり、人の手助けが必要。
・支援物資だけの食事では栄養が偏りがちになり、体調を崩す方もいる。


 そういった例から、
『発災直後・被災後も、住民一人も見逃さない』ことを徹底する、
『発災後は、迅速に対応する』
『日頃から地域の人たちのみならず、様々な個人・団体とコミュニケーションを取っておくことが大切』
『発災時だけが災害ではなく、復興期・復旧期の対策も大切』などのお話がありました。

 その後、4名〜5名の班に分かれて、「マップで防災シュミレーション」と題して、川が増水して氾濫した時を想定した「仮想の町内会うをつくり民生委員としてどう対応するか?」というワークショップが行われました。



「じゃあ○○さん、母子家庭のお宅に避難をする用意の声がけに行ってくれ。」
「私たちは寝たきりのお宅に2人で行って、簡易担架を作り避難所まで運びましょう。」

 参加者の皆さんは、災害発生時、自分がどのような役割を担えばよいかを考えながら、要援護者の支援の方法・安全な避難場所の設定・安否確認の順序など、実際にどのように動くのかシュミレーションしていました。

 

 千川原さんは、各地域の自治会・町内会、民生委員の方などの例会などの集まりでの講演が増えてきているそうです。「普段の生活で何か手助けが必要な場合、公的機関による手助け「公助」があります。しかし、災害時は行政も同じ被災者です。災害時はそうした「公助」、自分たちの力で、または地域で助け合わなければなりません。災害時は『公助』が入る前の『共助』・『自助』が大切で、日頃から各家庭や組織間、地域でつながりを作っておくことが、災害時に被害を最小限に抑えることにつながります」とおっしゃっていました。