たまりば★カフェin小白川におじゃましてきました!
山形てのひら支援ネット

5月28日(月)山形市小白川町むつみハイム1階の集会室で、山形てのひら支援ネットが主催した「たまりば★カフェin小白川」におじゃましてきました。会場となったむつみハイムは、母子生活支援施設で、18歳未満の子どもを養育している母子家庭の、子どもの健全育成と母親の生活の自立を目指して支援する、児童福祉法38条に基づいてつくられた施設です。社会福祉法人出羽むつみ会が運営しています。

山形てのひら支援ネットは、平成27年4月に発足した団体で、様々な困難を抱えながら支援にたどり着けずにいる人や社会的に排除されがちな人を対象に、誰もが居場所や出番を実感できる社会の実現を目指して活動しています。主な活動は、①子ども食堂・地域食堂「楽(らく)」(学習支援を含む)、②たまりば★カフェ、③フードバンク山形のお手伝い、④学習会の4つです。

たまりば★カフェの活動は、いごこちのよい空間の中で、温かいお茶やコーヒーなどを飲みながらくつろぎの一時を過ごせるそんな居場所を作ろうと、2年前の平成28年4月18日に山形市城西町の山形市総合福祉センターで始めたそうです。途中からの参加や退出も自由、ふらっと寄って、たまり場のように自由に時を過ごすことができます。例えば、疲れ気味の人(時)、悩みがある人(時)、誰かと話したい人(時)等、気楽に参加できる交流カフェです。

今年度からは月に2回と回数を増やして、開催場所も城西町の山形市総合福祉センターの他に小白川町のむつみハイムでも開催することにしたそうです。地域食堂を開いている小白川地域の方々と交わりたい、この地域をもっと知りたい、地域の高齢者に参加してもらいたいという思いから、新たな取り組みとして、子ども食堂・地域食堂の日に、食堂の場所のすぐとなりのむつみハイムの集会室をお借りして食堂開催の前の時間帯にカフェをしてみることになったということです。
 開始予定時刻の13:30には、お茶や手作りのお菓子がテーブルに並んで準備万端です。この日の参加は近所に住む女性二人と男性一人、スタッフの方三人の計六人でした。参加者の女性が手作りのカブときゅうりの漬物をお土産にと持参してくださり、みんなで美味しくいただきました。「山形ではごはんの時もお茶の時も、漬物ないど始まらね~」の言葉を皮切りに、一人ひとりが自己紹介をして、昔の山形市の街並みについて、馬見ヶ崎川の移転について、食生活の変遷と子ども達の家庭内での仕事(役割分担)、移民政策(日本から、日本へ)、地域の居場所などいろんな話題で盛り上がりました。
 山形市報や公民館報に掲載してもらったり、作成したチラシなどをうまく利用したりしながら、地域に住むいろんな方々に参加してもらえるようにPRしているとのことでした。こども食堂・地域食堂に来た方がたまりば★カフェを利用してくれたり、逆にたまりば★カフェに来てくれた人が、今度は食堂に来てくれたりする相互作用を起こせればいいとのことです。

会長の西上さんは「地域食堂の時は、準備で忙しく、お互いの顔を見ながらゆっくりお茶を飲む余裕がありません。心を緩めて、今という時を楽しみながら、この地域で私たちができそうなこと、おもしろそうなことを探していきたい。今日の、ブラジルと山形が出会って生まれたブレンドケーキのように、人と人が出会うところにはエネルギーが溜まり、いつしか新しい流れを生んでいくのではないかと思っています」と話してくれました。

■お問い合わせ先
山形てのひら支援ネット
代表 西上 紀江子
電話:090-2365-1208
メール:kodomo.s.raku@gmail.com
https://www.facebook.com/kodomo.s.raku/