山形元気応援団山形もてなし隊

「秘伝豆味噌づくり講座を開催しました!」

 平成22年6月5日(土)午前10時より、山形市市民活動支援センター高度情報会議室にて、「秘伝豆味噌づくり講座」が開催されました。主催したのは、「山形元気応援団山形もてなし隊」。講座の講師は、新関さとみさん(さとみの漬物講座企業組合 理事長)でした。

 今回の参加者は約20名。男性や親子の参加もありました。参加者の約半数は、今回初めて味噌作りを体験される方でしたが、手作りで味噌を作っていらっしゃる方も多く参加されていました。

味噌に関する豆知識や今日の工程の説明があった後、さっそく味噌づくり開始です!
まずは、塩と米こうじをまんべんなく混ぜ合わせます。

味噌づくりの材料は、「大豆」、「米こうじ」、「塩」、「種味噌」、「種水」。
※種みそ・・・今食べている味噌
※種   水・・・大豆を煮た煮汁
今回使う大豆・米こうじは、山形県産のもの。大豆の品種は、山形県で多く作られている、薄い黄緑色の「秘伝豆」。お湯で煮ると約2倍の大きさになります。味噌づくりでは、親指と小指でつぶすことが出来るくらいの柔らかさまで煮るそうです。今回は、あらかじめ新関さんが豆を煮てきてくださったものを使用しました。

味噌に関する豆知識や今日の工程の説明があった後、さっそく味噌づくり開始です!
まずは、塩と米こうじをまんべんなく混ぜ合わせます。



甘酒を作る時も使われる米こうじ。(左の写真)初めて米こうじを食べましたが、そのまま食べてもやはり甘かったです。

 次は、大豆を潰します。ほかほかの大豆を入れたビニールの上から自分の足で踏み潰しますが、これが大変!
私もやらせてもらいましたが、なかなか大豆がつぶれません。皆さん一生懸命、足で踏み潰します。


 つぶし終わったら、つぶした大豆と先ほどの塩・米こうじを混ぜ合わせます。

お味噌の中で塩が偏ってしまうと、塩分が低い所から腐れて酸っぱいお味噌になってしまうこともあるそう。下から上へ、下から上へ…。まんべんなく丁寧に混ぜ合わせます。もてなし隊のスタッフの皆さんも各テーブルを回って、みなさんの質問に答えたり、指導されてたりしていました。

 そのあと、発酵を補助する種みそ、種水をいれて、よくかき混ぜ、作業は終了です。最後に、ビニール袋に入れた塩で重しをして、ご自宅でねかせます。お味噌は夏を越して発酵させて、秋に完成するそうです。今回作ったものは、開けて食べられるのは、9月頃ということです。
質問コーナーでは、保管場所や天地返しのことなど、味噌づくりに関するたくさんの質問をがありました。

 山形県産の大豆・こうじを使い、自分の手で作った安心安全なお味噌を仕込みました。今回の講座は、親子や若い方も、楽しみながら作業されていました。作る楽しみだけでなく、秋に出来上がるまで、待つのも楽しみですね。>

 山形元気応援団山形もてなし隊では、年6回程度、こうした地産地消に関わる講座を行い、市民の方に食の学びの場を提供しています。味噌づくり講座だけでなく、漬物講座、ゆべし作り講座、笹巻き作り講座など、山形の食材を使った講座や伝統料理を伝える講座など、今年度も行っていかれるそうです。楽しみですね。また、全国から様々な人が集まる県内イベント時には、もてなしの心をもって、ボランティアの活動もされています。
10月には、「越冬野菜の漬物講座」を開催するそうです。詳しい内容は、山形市報の「タウン情報」に掲載するそうですので、ぜひチェックしてみてください!