「魂の響きwith dot. Live 2012~障害のある子どもたちと
Percussionensemble dot.(パーカッションアンサンブルドット)
との音の響演~」が開催されました!
NPO法人障害者の地域生活を支援する会「はとぽっぽ倶楽部」
「はとぽっぽ倶楽部」は、障害があっても無くても地域で当たり前の生活を送りたい、という願いを受けて、1995年に活動を開始しました。主に、レスパイトサービス、送迎サービス、個別指導、通院・美容院・冠婚葬祭の付き添い、休日の外出の付き添いなど、それぞれの暮らしに合わせたサービスを提供し、障がいのある子どもたちやご家族に向けた支援活動を行っています。
※レスパイトサービス・・・障がいのある方を一時的に預かり見守るサービス
平成24年1月8日(日「魂の響きwith dot. Live 2012~障害のある子どもたちと
『Percussionensemble dot.』との音の響演~」が山形県遊学館ホールで開催されました。
※「平成23年度山形市コミュニティファンド市民活動支援補助金」を活用して実施されました。

この事業は、普段、外の世界に触れる機会の少ない障害のある子どもたちに、プロの技術や表現に触れる機会を設け、プロによる本物のパフォーマンスを心で感じ、自分たちからも発信してほしい、また受け取る喜びとともに発信する喜びも育てたいという思いから、「はとぽっぽ倶楽部」が実施しました。
共演した『Percussion ensemble dot.(パーカッションアンサンブルドッド)』の皆さんはマリンバ、スティールパンなどの打楽器をはじめ、紙袋、机、ゴミ箱といった身近なものでも演奏し、打楽器を通して音楽の面白さを広めることを大きなテーマとし活動している団体です。
一昨年、クリスマスの時期に行った、はとぽっぽ倶楽部主催の『dot.』のパーカッションコンサートを楽しんだ子どもたちが、「また聴きたい」「本物の楽器に触れたい」と希望したことがきっかけで、今回の共演につながったそうです。

<『パーカッションアンサンブルdot.』の皆さん>
3か月の間、『dot.』の皆さんとのワークショップを重ね、この日のコンサートを迎えたそうです。
子どもたちはリズムにのりそれぞれが元気いっぱい楽しい音を響かせてくれました。演奏は大成功でした。来場者の皆さんからたくさんの大きな拍手が送られました。
子どもたちの演奏の他にも、『dot.』の皆さんのパフォーマンスや『やまがた絵本クラブ』を主宰している加藤美穂子さんによる詩の朗読など、プロのパフォーマンスを間近で聴く機会もありました。
はとぽっぽ倶楽部の代表佐藤さんは、「このライヴを通して、障がいのある子どもたちも自分を表現するチャンスに挑戦できることを、保護者の方、支援者の方など、子どもたちを支えている方々に伝えることができたと思います。また、子どもたちも自信をつけてくれたと感じています。」と話してくださいました。
来場された皆さんから、「学校では見られない表情をみることができました」「発表の場だけでなく、子供たちの才能を感じることができた質の高いコンサートでした」と多くの感想をいただいたそうです。
たくさんの市民の皆さんに来場いただいた今回のコンサート。「始まる前、子どもたちは、とても緊張していましたが、演奏後の子どもたちは笑顔いっぱいでした。」と佐藤さんにお聞きしました。
子どもたちの心に残る豊かな体験になったのではと感じました。
はとぽっぽ倶楽部の皆さん、楽しい時間をありがとうございました!
障害があることで習い事や年齢にあった経験を断念してしまうことが多いことから、「はとぽっぽ倶楽部」では、「いろんなことにチャレンジするチャンスを…」という想いで、子どもたちが体験する機会を大切にし活動しています。これからも「はとぽっぽ倶楽部」の活動を通して、障害のあるなしにかかわらず、多くの子どもたちが年齢にあった経験・体験に積極的にチャレンジできるようにと思います。
■NPO法人障害者の地域生活を支援する会「はとぽっぽ倶楽部」
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