マリンバピアチェーレ
0才からの親子ふれあいワークショップ音楽と絵本の贈りもの
今回は、平成30年12月8日(土)14時30分より、guraホールにて山形県男女共同参画県民企画事業として開催されました「0才からの親子ふれあいワークショップ音楽と絵本の贈りもの」におじゃましたので、その様子をご紹介します。
「マリンバピアチェーレ」は、マリンバの演奏や指導を通して、山形の音楽の振興に貢献する活動を行っています。この日は、小学生以下の子どもとお父さんやお母さんとの親子ペアで、マリンバや打楽器に触れて音楽の楽しさを体験することができるワークショップが開催されました。
始めにメンバー3人によるマリンバを使った「ウィリアム・テル序曲」の演奏がありました。子どもたちは、マリンバの近くまでへ行き、真剣に聴きながらも楽器から聞こえるリズミカルな音色に興味津々のようでした。
マリンバは、アフリカ起源の楽器で、“マレット”という枹(ばち)を使ってあたたかい音色をうみだします。マレットには、材質や硬さの異なる種類があり、その種類によって音が変化するという特徴があります。参加者は、はっきりした音色ややわらかく響く音など音の違いを実際に体験することができました。また、今回は“ジャンベ”という太鼓のような楽器もあり、子どもたちはマリンバの下で演奏を聴いたり、実際にマリンバやジャンベを使って演奏をしてみたりして、音楽と楽しく触れ合っていました。その中で、お父さんやお母さんも子どもたちと一緒に楽器に触れあっている様子が印象的で、会場は笑顔と素敵な音色でいっぱいでした。
代表の縄野さんは、ご自身が子育て中に音楽と触れ合うことができなかったという経験から「子育て中のお父さんやお母さん、そしてお子さんに音楽と触れ合う機会をつくりたいと思い、毎年この活動を続けています。こういった機会は、単に音楽と触れ合うだけでなく、家族の団らんの機会になったり、お母さん同士の交流も深めることができたりして普段の生活の中にはない空間をつくることができるので大事なのです。」とおっしゃっていました。
マリンバピアチェーレは、今回のような音楽を使った子育て支援活動だけでなく、小学生を対象にしたワークショップや震災復興などにも尽力している団体です。音楽は人と人とがつながりあうことができる1つの手段であり、人を楽しませてくれる素敵なものです。
音楽を通して、たくさんの人々に影響を与え続けている「マリンバピアチェーレ」のみなさんの今後の活躍を、これからも応援しております。
(文責:山形大学3年髙橋楓)
■お問い合わせ先
マリンバピアチェーレ(代表 縄野久子)
メール m.n06@juno.ocn.ne.jp