明治ホールディングス株式会社と同社株主からのお菓子の寄贈を受けた「NPO法人障害者の地域生活を支援する会」では、小学生から高校生までの障害児が通う「放課後くらぶ・ぐ~」で、12月24日(火)のクリスマス・イブの日、そのお菓子が子どもたちにプレゼントされました。

「NPO法人障害者の地域生活を支援する会」は、年齢性別人種を問わずだれもが地域であたり前の暮らしを送れることを願い、障害児・者とその家族の地域生活を支援していくことを目的に、95年から任意団体として活動を開始。2002年に法人化し、現在は、レスパイト(*)をメインとした制度にはないサービスを行う「はとぽっぽ倶楽部」、就労継続支援B型の事業所「サポートスクエアぱおぱお」、そして、小学生から高校生を対象とした放課後等デイサービス「放課後くらぶ・ぐ~」の3つの取り組みを行っています。
*レスパイト(サービス):障害児・者を一時的に、一定の期間預かることによって、家族の負担を軽減させる援助サービスのこと。
この内、「放課後くらぶ・ぐ~」には30人の子どもたちが利用登録しており、この日は学校が冬休みに入った8人の子どもたちが訪れていました(1日あたりの利用定員は15人とのこと)。クリスマスパーティーはサプライズだった様で、開始時間の14時になると、クリスマスの音楽とともにお菓子のクリスマスツリーが登場。そして、目の前には個別に盛りつけられたお菓子とジュースも登場したことから、子どもたちはとても喜び、思いがけないお菓子のプレゼントを口いっぱいにほおばりながら、楽しい時間を過ごしていました。

お菓子が届いてから、スタッフの皆さんはこの日に向けて着々と準備を進めて来たそうで、クリスマスツリーに見立てたお菓子のデコレーションには、台座の作成から飾り付けまでに3日を要したとのこと。更に、お菓子やジュースのパッケージの柄が互い違いになる様に気を配りながら飾り付けをして、サプライズのために、子どもたちの目に触れない様に厳重に管理していたそうです。

お菓子を食べ終えてからは、寄贈元の方々へお礼のメッセージを書く子どもたちの姿が見受けられました。
送られて来たお菓子のボリュームにはスタッフの皆さんも驚いた様で、理事長の佐藤恵美子さんは「思いがけないプレゼントで子どもたちも喜んでおります。皆様のご厚意に感謝いたします」と話していました。


子どもたちが帰る時には、個別にラッピングされたお菓子が保護者の皆さんへのメッセージとともに手渡されました。この日来れなかった子どもたちには日を改めてプレゼントされ、そして、お菓子のクリスマスツリーは、まだ見ていない子どもたちのために、年末まで飾っているとのことです。
(文責:花屋伸悟)
<取材先>
NPO法人障害者の地域生活を支援する会
ウェブサイト:https://www.hato-poppo.net/
「明治ホールディングス株式会社株主優待によるお菓子寄贈」とは?
明治ホールディングス株式会社と同社株主は、社会貢献活動の一環として、全国の障がいのある児童への支援や、東日本大震災の被災地の方々や被災地から離れて生活をしている方々への支援活動を行っている民間の非営利団体を対象に、明治グループの製品であるお菓子の詰め合わせを寄贈しています。
寄贈先は、各県のNPO中間支援組織が最大で5団体を目処に推薦し、認定NPO法人日本NPOセンターが取りまとめた後に決定されます。
今年度、山形県からは5つのNPO法人(山形市2件、寒河江市1件、長井市1件、新庄市1件)が推薦され、その推薦された全ての団体に寄贈が決定して、お菓子の詰め合わせが送られました。