令和2年12月16日(水)に、「SDGs(持続可能な開発目標)」に関心を寄せる方々を対象に「SDGsミーティング」を開催しました。
今年10月から3回目となる今回は、SDGs for School 認定エデュケーターの佐藤朋子氏を講師に迎え、受講者19名に「山形版SDGsシミュレーションカードゲーム」のプログラムをしていただきました。
このカードゲームのプログラムは佐藤氏が東北芸術工科大学の在学時に考案したものです。現在は主に県内各地の教育現場で行っており、一般市民向けのプログラムとして行うのは今回が初めてとのことでした。また、昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止の点から、リコージャパン株式会社山形支社の全面的な協力により、会場内の壁面へゲームの進行状況を投影するなどして、参加者がカードに触れることなく進められました。
このプログラムは、山形に住む人のワンアクションが、山形にどういった変化をもたらし得るのか、そしてSDGsの観点ではどの様な影響をもたらし得るのかを疑似体験できる様に組まれており、「健康」「物欲」「経験」の役割を割り当てられた各グループは、切るカードを選ぶ度に悩み、そしてゲームの中で変化して行く山形の様子に一喜一憂していました。
参加者アンケートには「次回は直接カードに触りながらこのゲームをしてみたい」「実践に行われている取り組みの事例についても知りたい」「これからの生活の中でSDGsを意識して行きたい」などの感想が寄せられました。
また、このカードゲームプログラムは、回数を追うごとに少しずつアップデートしているとのことでした。今後の進化が期待されます。
次回1月の「SDGsミーティング」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。2月以降の開催については現在調整中です。開催が決まりましたらウェブサイト等でお知らせします。
文責:「SDGsミーティング」 担当 黒木伸悟