山形市視覚障害者福祉協会
「ハザードマップ研修会」の様子
山形市視覚障害者福祉協会は山形市内を中心に視覚に障がいがある方の福祉の向上や、会員相互の交流を目的とした活動を行っている団体です。
今回は、当センター高度情報会議室にて、講師に山形市河川整備課の方を迎え、視覚に障がいのある方に向けた「ハザードマップ研修会」が開催されました。
参加者は会場に加え、県内各所からオンラインによる参加もあり、合わせて40名の方が参加されました。
会場での参加者には、予め自宅から避難場所へのルートが記載された地図が配られ、第一部では、講師の方よる「洪水ハザードマップ」についての説明があり、後半の第二部では、それぞれに配られた地図を元に、市の方より説明がありました。
個別での説明は、各来場者と補助者へ市の方が巡回し説明する形で行われ、それぞれの立地に合わせて土地の高低差や、目印となる建物、店舗などを交え、丁寧に説明されていました。参加者も各々、市の方に質問をしながら緊急時の対応についての理解を深められていました。
会長の三浦さんからは「視覚障がい者へのこのような講座はあまり開催されていなかった。今回のように個別にマップを使い説明することができたため、防災意識の向上につながったのではないか。」とお話していただきました。
近年は各所で大雨による水害が発生しており、「洪水ハザードマップ」も改定により、想定される水害の規模が「数十年から100年に1度」から、「1000年に1度」起こるものに変更されたそうです。東日本大震災による障がい者の被害は健常者の約2倍ともされています。災害の多い昨今だからこそ、このような研修の場の大切さを感じました。
- お問い合わせ先
山形市視覚障害者福祉協会
会長 三浦 保志 さん
TEL:080 – 6291 – 7240
メール:yasu2020724gorin@gmail.com