令和4年5月11日(水)に、第8回「哲学カフェ」を開催しました。

 

事前申込7名、当日途中参加も含め計9名の参加者で、「食を語ろう」というテーマで約2時間話し合いました。

 

はじめに参加者の方全員に簡単な自己紹介と好きな食べ物のことを話してもらいました。家族で畜産業を営んでいる方や飲食店を経営している方、山形で一人暮らしをし始めた大学生の方などさまざまな参加者がいて、それぞれの立場によって自分が普段「食」というものをどのようにとらえているか、これまで改めて話す機会もなかったため貴重かつ興味深い話に触れることが出来ました。野菜などは採った瞬間から劣化が始まるのに対して、肉類は熟成期間がなければ美味しくならないという話、おいしいものは毎日食べてもおいしいと感じるかという議論、「美味しい」は素材だけによるものではなくシチュエーションも大事というそれぞれの体験談など、非常にバラエティに富んだ濃厚な話し合いの場となりました。

また、会の最後には参加者の一人から「食の安全を守る人々」というドキュメンタリー映画を紹介してもらいました。改めて食の安全について考えさせられる作品です。6月1日には山形市市民会館小ホールにて午前9時30分より上映会が開催されます。「食の安全を守る人々」上映会 | 山形市民会館 (shanshanshan.jp)

次回の哲学カフェ、開催は6月8日(水)。テーマは「子どもたちに伝えたいこと 残したいもの」です。

お子さんがいる方もいない方も、自分が親や先生から伝えられたことや、いまの時代でこれからの世代に残したいものなど、ぜひあなたの話を聞かせてください。

 

文責:「哲学カフェ Salon de Yamagata」 担当 川部拓哉