2022年10月9日日曜日に開催されたやまがたし良縁隊の婚活イベント、「良縁塾」に行ってきました。良縁塾とは独身の方への出会いの場を提供するために、毎年4回開催している婚活イベントで、これまでは美味しいコーヒーの淹れ方や七夕飾りづくりなどを開催しています。今回は落語を聴いての交流ということで、会場のグランドホテルにお邪魔させていただきました。

そもそもなぜこのような婚活イベントを開催しているのか、それはできるだけ多くの人に結婚してもらいたいという想いがあります。やまがたし良縁隊では結婚相談会と良縁塾という2つの事業で若い人たちの婚活をサポートしており、それらを通じて登録した方には、実際にお相手を紹介するという活動もしています。今回の良縁塾はこれまでにないお笑いを婚活に絡めたイベントで、令和4年度の山形市コミュニティファンド事業のひとつでもあります。

今回は男性15名、女性11名の参加で、まずはそれぞれ番号のついたネームプレートを付けて、いくつかのテーブルに分かれて座ります。各テーブルの男女比は、男性3名、女性2名といったところ。参加者の服装はポロシャツやトレーナーといったカジュアルな服装からスーツ姿の方まで、自由な服装でした。ただし、全員きちんとマスクをしての参加です。お互いマスク姿で、お相手の顔や表情が見れない状態からのスタートとなります。現在は1対1のお見合いの場であってもマスクは欠かせなくなっており、対面した際、最初に一度マスクを外してお互いの顔を確認するのだそうです。

代表である高橋さんの開会のあいさつに続き、それぞれのテーブルで5分程度の自己紹介の時間です。まだ出会って30分も経たないなか、参加者の緊張が伝わってくるようでした。

続いては落語の時間。今回は山形落語愛好協会から、笑風亭間助さんとその弟子のたけのこ亭きのこさんそれぞれ一席ずつ演じてもらいました。演目はどちらも結婚にちなんだ噺で、参加者の皆さんは笑ったり感心したりと、熱心に聴き入っていました。

落語の後は一人ひとりに小噺のカードが配られ、7分間の練習の後、なんと参加者自身がそれぞれのテーブルでその小噺を披露することに!皆さん楽しそうに小噺を披露しあい、これでようやく場の雰囲気が和んだようでした。

ここでいったん休憩、この後いよいよ会の本題である交流会です。

交流会は「お見合い回転寿司」と言われる形式で、円形に2重に並べられた椅子の内側に女性、外側に男性が座り、4分間お話しをして、男性が時計回りにスライドして全員と交流するというスタイルでした。ここでは最初にお互いに会のはじめに記入した自己紹介カードを見せ合い、一瞬マスクを外してお互いに顔を確認します。それからの4分間が勝負です。わきあいあいとしつつ真剣に、皆さん自分のPRと相手のことを知ることに余念がないようでした。

1時間ほどかけてすべての人と話した後、今度はフリータイムの時間です。これは女性がそれぞれ距離をとって椅子に座り、男性が気になる女性の所へ行って話をするという形でした。最初は照れくささもあってか、なかなか動かなかった男性も、良縁隊の相談員の方に促されてそれぞれ好きな人の所へ移動して20分程度交流を深めていました。最後に参加者が好みの人を記入したマッチング票を提出して本日のイベントは終了です。めでたくマッチングカップルとなった方には後日お知らせして、改めてお見合いの場を設定することになります。果たして何組のカップルが誕生したのか、とても気になるところです。

やまがたし良縁隊代表の髙橋章雄さんにお話しをお伺いしました。今回のような良縁塾の開催目的のひとつに、新規の人にできるだけ入ってほしいというのがあるそうです。今回の申込者は男性は定員を超えた申込があった一方、女性の申込みが少ないのだそうです。以前は和菓子作りやカレー作りといった女性が参加しやすいイベントを開催していたのですが、コロナ禍でそれも難しいという状況です。ぜひ女性の方でも結婚を希望されているならば、まずは婚活の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

私も独身男性の一人として、やまがたし良縁隊の活動には注目する一人でもあります。困難な状況の中ですが、ぜひこれからも結婚を希望する人たちの希望となるような活動を続けてほしいと願ってやみません。

●お問い合わせ
やまがたし良縁隊事務局 代表 髙橋章雄
山形市高堂96-6
TEL090-6789-3282/FAX 023-664-9593