みちのく屋台こんにゃく道場
『エアバッグ刺繍糸を使ったカラフルネックレス・ブレスレット作り』
ワークショップに行ってきました。

3月29日みちのく屋台こんにゃく道場としても知られているNPO法人山形自立支援創造事業舎が主催する、自動車で不要になったエアバッグの刺繍糸を活用したカラフルネックレス・ブレスレット作りワークショップに行ってきました。

このワークショップは、山形市落合にある千歳学童保育クラブを会場に、そこに通う子どもたちを対象にして開催されたものです。

当日は暖かな春の陽気の中、広い畳敷きの部屋には約30人ほどの子どもたちが集まっていて、ワークショップの開始を待っていました。

今回作るものは二種類、ネックレスかブレスレットです。最初に子どもたちに希望を聞いて、それぞれのグループごとに製作開始です。

 

まずはネックレスのグループから。最初にネックレスのもとになる刺繡糸を選び、それからテーブルに並べられた色とりどりのビーズやチャームを選んで糸に通していきます。最後に首にかけられるようにするための留め具をつけて出来上がりです。留め具をつける作業はちょっと難しいのでこんにゃく道場のスタッフの人が仕上げてくれます。留め具は小さな磁石になっていて、引っ張ればすぐ外れる仕掛けになっているので、子どもたちが首にかけても安全にできていました。

 

ネックレスに使用している刺繍糸は自動車のエアバッグに使われていた縫い糸で、それを再利用してアクセサリー用に使えるようにカラフルに編んでいるのだそうです。

この編む作業もこんにゃく道場のスタッフの人たちによって一本一本手作りで仕上げているとのことです。こうして出来上がった糸は、単なるネックレスやブレスレットの材料としてだけではなく、障害を持つ人たちと子どもたちを結ぶ糸となるように思いが込められているようでした。子どもたちはアクセサリー作りを通して、SDGs的な視点だけではなく、さまざまな人とのつながりを感じてくれたらうれしいし、また同時にご自身の団体のスタッフとして働いている人たちにとっても、貴重なつながりの場にしたいと、代表理事の齋藤さんは言います。

 

自分だけのアクセサリーを手に、子どもたちは大満足。さっそく自分のブレスレットを友達と見せあったり、ネックレスを首ではなく耳飾りにしてみたり、マスクを飾ったりと大はしゃぎです。

 

 

 

今回は第一回目のワークショップということで、これから親子で参加できるイベントやお祭りの会場など様々な形での開催をしていきたいと語る齋藤さん。その思いはこれから、さまざまな場所や人を結び付けていきそうです。

現在NPO法人山形自立支援創造事業舎では、出張でワークショップの開催を受け付けています。詳しくは下記まで、お気軽にお問い合わせください。

 

■お問い合わせ先

NPO法人山形自立支援創造事業舎(みちのく屋台こんにゃく道場)
〒990-2494 山形市末広町2-6
TEL:023-673-9494
http://michinoku-yatai.jp