令和4年8月4日(木)、「夏休み企画 親子で学ぼう!お買い物ゲーム」を開催しました。

 

夏休みに企画した「夏休み企画 親子で学ぼう!お買い物ゲーム」。

高度情報会議室と会議室Aを会場にして、山形財務事務所理財課の職員3名を講師にお招きして、お買い物ゲームを開催しました。対象を小学1年生から4年生までの児童とその保護者とし、親子15組41名の皆さんに参加いただきました。

 3年ぶりに夏休み親子講座を開催することとなりました。コロナの感染が拡大する中での実施となり、アルコール消毒の徹底、マスクの着用、会話を控える、大声を出さないなどの基本的な感染予防対策をし、会場の換気や消毒等を十分に行い開催しました。

 

 まず、東北財務局山形財務事務所の仕事の内容や役割などを、簡単に説明していただき、いよいよ講座の始まりです。

最初に「お金にかんするクイズにちょうせん!!」として3問のクイズが出題、硬貨の重さの違いや裏と表の見方など、それぞれ親子で考えながら答えをだしていました。当たって喜ぶ子どもや外れてがっかりする子どもと、ワイワイと和やかな雰囲気で始まりました。

「買いたいもの・欲しい物は?」という質問に対して「ゲーム」「ヘアピン」。「欲しい物を買うお金はどうしている?」には「父母に借りる」「おねだりする」という答え。「おねだり」に会場内はクスッと笑いがおこりました。

 

ここからが本題。「欲しい物を買うお金、つまり家のお金はどうやって手に入れる?」や「家のお金は何に使われる?」などの質問を、親子で相談しながら、お金のことについて真剣に考えていきます。どうやってお金を手に入れるのかは「家の人が一生懸命働いて手に入れています」そう「はたらく」ということ、そのお金は「生活費」として電気代や食費、携帯代、おこづかい、学校に行くための教育費などに必要で、「限りがある」ということがわかりました。

そして次に「買う」ということを考えていきます。買うとは「お金」と「もの」を「こうかん」することです。「買う」時に気をつけることは、値段をきちんと見ること。本当に必要か考えること。お金を使いすぎないことなどを学びました。

 

それを踏まえて、いよいよ「お買い物ゲーム」の始まりです。設定は家族のお誕生日会を開きます。そして必ず買うものがあります。それからお買物リストより欲しい物を選びます。それから、使えるお金の金額が発表されました。欲しい物全部買うとお金が足りなくなり、顔を見合わせ「困ったなぁ」という子供たち。もう一度、使える金額で収まるように、本当に必要なものを選び直し計算をしてお買い物に行き、買ったものをシートに貼り付けて終了です。みんな予算内に収まるように買い物できました。

買い物のポイントとして、「計画を立てる」「順番を考える」という事、そして、お家の人からもらったお金は「大切に使う」ということを学びました。

最後にジュラルミンケースに入った1億円(残念ながら本物ではありません)の札束を、一人ひとり持たせてもらいました。「意外と軽いよ」と言っていたお子さんがいて、大物だなぁ~!

 

決められた範囲の中で、工夫して「やりくり」していくこと、そして、そのお金は家族の人が家族のために「はたらいて」得たものだということを、しっかりと学んだことだろうと思います。

そして何より多くのお子さんが帰りには「楽しかった」と笑顔で帰っていくのが印象的でした。親御さんからも、「子どもにお金の大切さや使い方を教えるのはなかなか難しいが、今回のように実践的に親子で体験できて良かった」との感想を頂きました。

 

夏休み期間中に参加してくれた皆さん、山形財務事務所理財課の職員の皆さん、ありがとうございました。(担当:荒井)