令和5年10月20日(金)に、「NPO映画塾~映画で考える市民活動~」を開催しました。この講座はセンターのプライムタイム企画第3弾で、映画鑑賞と市民活動団体のご紹介をセットにした新しい試みの講座です。
18時より20時15分の時間帯で開催し、都合により途中で帰られた方も含め、32名にご参加いただきました。
上映した作品は2022年公開の「アイ・アム まきもと」です。人知れず独りで亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本が主人公です。牧本は故人の思いを大事にするあまり、周りに迷惑をかけながらも、次第に多くの人をまき込み影響を与えていくというストーリーです。
始めに作品に関連する、「高齢者や病を抱えた家族や地域の人々とのかかわりの手助けを行っている団体」、「悩みを抱えた方の相談活動を行っている団体」等をご紹介しました。
また、大切な人を失った人が抱える様々な想い、「グリーフ」に寄り添う活動を行っている特定非営利活動法人仙台グリーフケア研究会の滑川代表理事よりいただいたビデオメッセージもご紹介しました。仙台グリーフケア研究会は当センターの登録団体で、拠点は仙台ですが、2か月に1度当事者によるわかちあいの会を山形でも開催されています。
市民活動団体ご紹介の後は「アイ・アム まきもと」を上映しました。この作品は山形と深い所縁があります。実はロケのほとんどが県内で行われました。美しい田園風景や庄内地方に詳しい方にはおなじみの場所が作品にいくつも登場します。
参加された方からは「生と死について深く考えさせられた」「このような会があることをはじめて知った。市民活動センターの活動について知る機会がなかったので紹介いただけてよかった」「色んな団体が活躍されていることを知りました。これから意識して生活したい」と様々なご意見をいただきました。
次回の開催に期待する声もいただいたので今後の企画の参考にさせていただきます。
文責:「NPO映画塾~映画で考える市民活動~」 担当 吉田真由美