令和6年1月10日(水)に、今年初めてとなる哲学カフェを開催しました
今回は、当日参加も含め13名とたくさんの人に参加していただきました。今回の「老い」というテーマを身近なものと感じて参加した人が多かったようでした。
いつものようにまずは参加者全員に、自己紹介とともに「老い」についてどう捉えているかなどを話してもらいました。最初は皆ネガティブな発言が多かったのですが、今回のテーマは「老いの効能」ということで、年を経たからこそ良くなった点について聞いてみたところ、さまざまな意見を聞くことができました。特に印象的だったのは、多くの人が共通して「年をとって仕事や家事などから解放されて、自分の時間が持てるようになった」と言っていたこと。また、若い時には義務や義理で対応していたしがらみのようなものがなくなり、楽に生きられるようになったという意見が多く聞かれたことです。中には一人暮らしで将来周りの人に迷惑をかけてしまうのではと不安に思っている人もいましたが、将来のことを心配しても仕方がない、今を楽しむことが大事と、案外ポジティブに「老い」と向き合っているという意見をたくさん聞くことができました。
力を抜いて生きることができるのであれば、「老い」も案外悪くないかもと感じた2時間でした。
次回の開催は2月14日(水)。次回は普段の生活の中で芽生える冒険心について取り上げ、「私の中の冒険者」というテーマで話し合います。
あなたの中の冒険者が体験した冒険譚を聞かせてください。
文責:「哲学カフェ」 担当 川部拓哉