2月24日(土)1 4時から遊学館ホールで、山形落語愛好協会主催の「第17回山形落語まつり」が開催されました。
開演前のお忙しいところ、顧問の笑風亭間助さんと大学生噺家の闘球亭丘割改め鳴雲家丘割さんに話を伺いました。
「山形落語愛好協会」は、平成18年に笑風亭間助さんと笑風亭佐と吉さんのお二人からスタートしました。「笑いと健康を届けたい」をコンセプトにして、山形市社会福祉協議会のボランティアセンターに登録。これまでボランティア団体として信頼を築いてきました。山形市社会福祉協議会が主催する「ボランティア落語家養成講座」が、山形市と鶴岡市で開催され、その時に講師をしたことで庄内のメンバーも増えて、現在の会員数は40名になりました。
学生噺家の丘割さんに演目の覚え方をおききすると、「好きな噺家や昭和の名人を音源として繰り返し聞きます。自分のネタを入れたりして覚えていきます。」とのこと。先輩の間助さんは、「頭で記憶するのではなく、腹に入れると表現しますが、酒を呑んで泥酔しても、すらすらと口から出るようになるまで覚える。体に覚えこませるということかな」と、また「やまらく亭などで、人前で披露するのは勉強になります。」とも話して下さいました。
開演30分前には、会場ホールは(定員324名)ほぼ満員。演目は、遊歩亭千草さん「笑い茸」、笑風亭佐と吉さん「やかん」、濃紺亭らん朝さん「代書屋」、雲鳴家丘割さん「たいこばら」、たけのこ亭きの子さん「鼠穴」が披露されました。
たけのこ亭きの子さんは女性です。女性噺家のとりは今回で2回目。さらに女性噺家が人情噺でとりを務めるのは初めてだそうです。
教えていただいた「腹に入れる」を受けとめながら、きの子さんの人情噺に聞き入ってしまいました。
新型コロナウィルス感染症が5類に移行となり、これまで以上に出前落語の依頼が多くなったそうです。出前落語は山形県内で年間100ステージを行い、小学校の国語の授業や地区の親睦会、福祉施設など幅広く活動しています。「ご依頼をたくさんいただくので、スケジュール調整や噺家のマネジメントなど大変なところもありますが、笑いと健康を届けたい、という志は強くあります。」と、間助さんは話して下さいました。
次回「第18回山形落語まつり」は8月24日開催予定です。今からとっても楽しみです。ぜひ、皆さまも会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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