特定非営利活動法人美しいやまがた森林活動支援センター主催
第16回大森林祭におじゃましてきました!
特定非営利活動法人美しいやまがた森林活動支援センター
令和6年4月21日(日)南陽市萩の吉野森林交流センターで第16回大森林祭が開催されました。主催は、特定非営利活動法人美しいやまがた森林活動支援センターです。当日は満開の桜の下で、多くの参加者と共催団体・協力団体の方々で賑わいました。
10時からの開会式では、主催者を代表して94歳になられるという理事長のタコジイこと織田洋典氏と、来賓の南陽市農林課長の挨拶がありました。開会式では、アルプホルンの演奏が山あいに響き、その後でチェーンソーの実演がありました。迫力のあるチェーンソーの音に参加者は圧倒されたようでした。
開会式が終わると、3コースに分かれた「案内人と歩くもりもり散策会」、公民館内では、木工クラフト「体験と交流の広場」が開催され、参加された方は思い思いのブースで、散策を楽しんだり、木工クラフトやスゲ細工、粘土や土を原料としたパステルを用いたドパスアートなど体験していました。また公民館前の広場では「おいしいお店」が出店して、コーヒーやどんどん焼き、玉こん、山菜汁とおいしそうな香りが漂っています。
私は案内人と歩くもりもり散策会のCコースに参加してきました。会場近くの吉野公園まで歩いて、様々な桜を観察したり自然とふれあうネイチャーゲームを楽しみました。
始めは「ノーズ」という活動で、案内人の方がある生き物のヒントを一つずつ読み上げていきます。体の大きさ、足の数、棲んでいる場所、食べものなど・・・。生き物の特徴を表すヒントから、ひとつの生き物をあてるゲームでした。参加した親子はヒントのたびにいろんな生き物を想像し答え合わせを楽しんでいました。
次は「太陽と風のビンゴ」です。このカードには、9つのマス目に自然の中で探して欲しい項目が書かれていました。「風の音を聞こう」、「目を閉じて太陽の光を感じよう」など、太陽や風の力と関連しており、自然の力を直接体験することができました。
両親と参加していた3歳の女の子は、桜の木の下で太陽や風を感じたり、虫やタンポポを見つけたりして、「触る」「聴く」「嗅ぐ」「見る」などの五感を充分に使って、自然を体験していました。吉野公園で見つけた大事な宝物は「ママにあげる」とそっと袋にしまっていたのが印象的でした。
今回の大森林祭では16回目ということで、参加してみて主催団体と地元のつながりを強く感じました。また、どなたでも楽しめるバリアフリー対応で、山形バリアフリー観光ツアーセンターの協力を受けて、各人に合わせたコースが設定されたということです。皆でつくるインクルーシブ、誰もが楽しめるお祭りにというスタッフの声が心に残りました。
新緑の中の自然いっぱいの里山公園で、思いっきり家族で触れ合ったり、自然を体験することができて、森林と環境を学ぶ体験イベントとなりました。
■お問い合わせ先
特定非営利活動法人美しいやまがた森林活動支援センター
電話 080-5575-1561
http://www2.jan.ne.jp/~moridon/