山形霞城郷土史研究会主催 講演会「中世立石寺と最上氏について」に行ってきました

6月8日(土)霞城公民館3階講堂にて、山形霞城郷土史研究会主催の講演会「中世立石寺と最上氏について―最上義光御霊屋と立石寺―」が開催されました。

「最上義光御霊屋」とは、山形を治めた戦国大名、最上義光とその家臣の位牌が納められている位牌堂で、山寺の奥之院の手前、中性院の向かい側に建てられています。今回の講演会は、この「御霊屋」を広く知ってもらいたいとの思いから開催されたとのことです。

霞城郷土史研究会会長の伊藤さんと、山寺立石寺本坊住職、清原正田氏による挨拶の後、東北史学会会員、山形市文化創造都市課課長補佐の齋藤仁氏を講師に迎え、講演が始まりました。

講演は立石寺と最上家の関係を中心に進められ、残っている書状や放射性炭素年代測定の結果などから、御霊屋建立に至るまでにどのような経緯があったのかをお話いただきました。

御霊屋の建立時期や、誰が建てたのかははっきりとしておらず、数回の移築の後、現在に至っています。

今回の講演会の開催にあたり、代表の伊藤さんより、御霊屋はこれからの雪で倒壊する恐れがあり、早めの修繕が必要。将来的には皆さんに協力してもらうことも考えているが、まずはこの御霊屋があることを知ってもらいたい。とのこと。

当日は90名と多くの方が参加され、地元の歴史への関心が伺える講演会でした。

みなさんも山寺に行った際には、この御霊屋に注目してみてはいかがでしょうか。

山形霞城郷土史研究会は、歴史研究を通して、地域社会の文化向上に寄与する活動を行っている団体です。一緒に活動してくれる仲間も募集しています。最上義光御霊屋に興味を持った方、団体の活動に興味のある方はお気軽に下記問い合わせ先まで連絡くださいとのことです。

  • お問い合わせ先
    山形霞城郷土史研究会(伊藤)
    TEL:090-6782-6647