山形落語愛好協会定例寄席「第4回山形落語まつり」におじゃましてきました!
山形落語愛好協会
この「山形落語まつり」は、平成26年に初めて開催し、今年で4回目を迎えました。会の定例寄席として年2回開催しています。
山形落語愛好協会は、「山形を笑い溢れるまちにしたい」を目標に、平成18年に活動を開始し、山形市を中心に、今回のような自主落語会の開催の他に、小学校の国語の授業での落語披露、福祉施設などへの慰問、出前での話し方講座、噺家の育成など、出前による活動を行っています。依頼も年々増え、これまで500回以上の出前実績があるそうです。
会場に到着すると、定員の324席が、開演前から満席!座りきれず立見の方もいらっしゃるほど賑わっていました。
この日は、落語7席、漫才1席のプログラム。古典落語あり、新作落語あり、漫才あり、大喜利ありと、多彩な内容でした。
披露した演目の中には、どっと笑いが起こる場面も多く、お客さんは時には滑稽な噺に声を上げて笑い、時には涙がほろりと出てしまう人情噺に聴き入っていました。私も聴きながら噺の情景を思い浮かべ、引き込まれました。
どの噺家さんもアマチュアとは思えないほどの落ち着いた落語で、これまで多くの場での経験を感じられるものでした。また、一方的に落語を聴かせるのではなく、お客さんとかけあいをしながら、落語を聴くための親しみやすい雰囲気を作っていることも魅力的でした。
寄席の最後には、出演者全員で大喜利を披露し、会場からはたくさんの拍手が送られ、大盛況のうちにお開きとなりました。
山形落語愛好協会は、2名で活動を開始し、現在では25名だそうです。メンバーの年代は、中学生から70代まで幅広く、女性の噺家も活躍しています。
活動開始当初から、会のホームページを立ち上げ、こまめに活動報告を行っていることや、山形市社会福祉協議会主催の特技ボランティア養成講座「落語を学びボランティアを始めよう」で講師をしたことなどがきっかけで、依頼もメンバーも増えていったそうです。
「年間たくさんのご依頼をいただくので、日程や内容などの連絡調整、噺家のマネジメントなど大変なところもありますが、落語が好きなメンバーに支えられて、頑張っています。これからも応援よろしくお願いいたします」と代表の笑風亭間助さんは話してくださいました。
噺家の他にも、”縁の下の力持ち”として、こうした定期寄席の受付や舞台の整備など日頃の活動を手伝ってくれるメンバーがいらっしゃるそうです。今回の寄席でも、受付や会場整理など、メンバーの方がてきぱきと笑顔で応対していらっしゃる様子が見られ、舞台にあがる人たちだけでなく、裏方の人たちも主役となり、メンバー全員で協力して、楽しみながら場を作り上げている様子がうかがえました。
次回の「山形落語まつり」は、7月30日(土)とのこと。今から楽しみですね。
また、山形落語愛好協会では、毎月第1水曜日の19時から、東部公民館で定例の勉強会を行っており、見学も大歓迎とのことです。
ぜひ皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか?
■お問い合わせ先
山形落語愛好協会(代表 笑風亭間助)
ホームページ http://rakugo.main.jp
メール yamagata.rakugo*gmail.com (*を@に変えてください)
【写真は、山形落語愛好協会さんにご提供いただいた写真を使わせていただいております】