11月13日(日)、山形市市民活動支援センター23階高度情報会議室で、「やまがたde愛ミーティング」が開催されました。
主催のNPO法人NPOやまがた芸術村は、音楽家・芸術家・建築家・芸人・職人といった、いままでに類のない新しいヒューマン・ネットワークを活用し、社会に向けて芸術推進活動を行い、またITを活用した地域の為のネットワークづくりや地域の様々な情報発信・情報化(IT活用)に関する支援事業を行い、自主的・主体的なまちづくり、人々の交流推進、文化振興、人材育成を目的に活動している団体です。平成16年から活動を始めて、今年で12年目になります。
「やまがたde愛ミーティング」は昨年度から実施しており、今年度は平成28年度山形市コミュニティファンド補助事業【分野補助】やまがたde愛ファンドとして採択を受けて開催されました。このやまがたde愛ファンドは今年度から分野別補助の中に新たに創設されたものです。初年度の今年は3つの事業が採択されました。結婚を考えてはいるが、なかなか出会いの機会に恵まれないという方に、出会いの機会を提供し婚活を支援する事業です。
参加者が続々集まってきました。会場となった霞城セントラル23階の会場の窓からは、晴れ渡った秋の空が広がりとてもきれいな景色です。そんなロケーションの中で、参加者のワクワクする期待感も広がってきているようです。今回の参加者は女性が6名、男性が18名とのことです。
受付を済ませると参加者は番号が書かれたくじを引きます。そして女性の1番から6番までの方と男性の1番から6番までの方が同じ番号同士でペアになり同じテーブルにつきます。5分間の時間の中で、自己紹介から自己PR、そして共通する趣味の話などが出てきて話が盛り上がってきたところでタイムアップです。
続く5分間は、女性はそのままの席で、男性が入れ替わり7番から12番までの方とペアになります。この繰り返しで5分間の出会いを総当りで18回終えたところで終了です。最後にカップリングの意向について回答用紙に記入し、提出し2時間のやまがたde愛ミーティングは終了となりました。
その後はカップリングの意向がマッチしたペアを発表して、全員で場所を変えて飲食店でフリートークの時間を過ごすということでした。
代表の鈴木さんは、自分の仕事で関わりを持った高齢者から幼児まで縦長の年齢層の人々を見ていて、結婚適齢期に成功されて家族を持つ人が少ないと感じ、報道やデータを確認して事実だと思ったそうです。結婚を推進して安定した家庭を築いてもらいたい、そして家族をつくる事が、地域づくり街づくりにつながり、ひいては仕事づくりにつながるのではないかと思ったそうです。
自分が生まれ育った山形という街が、普通に人が幸せになれる街になってほしいという気持ちでこの事業に取り組んでいるそうです。
初めて参加されたという男性は「そろそろ家庭を持ちたいと思って参加した、このイベントは年齢不問なので参加しやすい。インターネットで探すと、殆どが49歳未満が対象になっている。」と話していました。
また、女性の参加者は「仕事と家庭の往復だけで新しい出会いはなかなか無い。まず自分から行動しないと、と思って参加した。山形県のホームページで探したので安心して参加できた。婚活のイベントには何回か参加している。」ということです。
山形でも人口減少・少子化の進行に歯止めをかける為、結婚を望む方々に対する出会いの機会拡大に向けた様々な取り組みが行われています。普段は忙しくてなかなか出会いの機会がない方々へ、出会いの機会を提供するきっかけとなればいいですね。
■NPO法人NPOやまがた芸術村
代表 鈴木 哲雄