この「市民活動はじめの一歩講座~てくてく滝山あるき~」は、山形市で活躍している市民活動団体の皆さんから活動のお話を聴いたり、一緒に活動したりして、身近な市民活動を知っていただき、参加者の皆さんに地域に関わるきっかけを見つけていただこうと開催しました。
当日は晴れ間も見える気持ちの良い天気に恵まれました。8名の皆さんにご参加いただき、10時に講座を開始しました。
今回講師にお迎えしたのは、滝山歴史の散歩道案内人会の副会長 斎藤悟さん、副会長 安部和弘さん、山川栄司さん、鈴木眞英さんの4名の皆さんです。
まずは、副会長の齋藤悟さんから、会の概要についてお話いただきました。「滝山歴史の散歩道案内人会」は、今から25年前に設立された会で、現在22名の会員の皆さんで運営しています。滝山地区は、人口が市内でもっとも多く、新しく住み始めた方も多い地域で、新たに地区民になられた皆さんを対象として、地域の歴史や文化を知っていただこうと、設立されたことをお聞きしました。現在は、滝山地区に関する歴史を知る講座や地区内外を散策する案内会などを定期的に行っています。

▲左に見える戸神山や冠橋にまつわるお話をお聞きしています。
齋藤さんからお話をお聞きした後、平清水平泉寺に向けて散策しました。寺社仏閣や古い建築物の他、地区内を流れる竜山川や恥川、戸神山、冠橋などについても詳しく説明いただき、普段通り過ぎてしまう場所にも多くの歴史が残されていることを知りました。
参加者は積極的に質問し、メモを取りながら興味深く聞いている様子でした。
県天然記念物に指定されている「平清水家の柊」を見学した際は、ご当主の方に説明していただいたり、平泉寺では普段はなかなか見ることができない大日堂のお堂内も開放していただいたり、地域の皆さんのご協力をいただき、見学することができました。ありがとうございました。

▲平泉寺大日堂参道
▲平清水家で柊について説明をお聞きしました
「地元のことを詳しく知りたい」、「自分が住んでいる近くのことを知りたかった」という参加者が多かったようですが、案内人会の皆さんから、ガイドマップや本に掲載されていないような場所も熱心に説明いただき、身近な場所の様々な魅力を多く発見していただけたようでした。

▲平清水焼、陶祖小野藤次平の碑の前での様子
参加後、「いろんな人とのコミュニケーションがあり楽しかった」「滝山地区にはまだまだ沢山の宝がありそうですね」「また自分で見て回ってみたい」などの感想をいただきました。この講座に参加された皆さんが、これから、より地域に興味を持ち、積極的に関わるきっかけにしていただけたらと思います。
ご参加いただいた皆様、滝山歴史の散歩道案内人会の皆様、本当にありがとうございました。