(特活)みんなの居場所・さんさんくらぶ
『障がいを持った人たちが地域社会の中で自分らしく暮らせるようなお手伝いをしたい』。(特活)みんなの居場所はそんな思いを持って活動しています。
「さんさんくらぶ」の事業所は上町にあり、スタッフは4名で運営。活動内容は、日中活動サービス・外出の付き添いや見守りなどの個別支援サービス・緊急時の宿泊サービスなどを行っています。また毎月日曜日は大学の専門の先生と一緒にレクリエーション活動も開催しています。
この活動が始まったのは、約2年前。集まったスタッフメンバーは小規模作業所で仕事をしていたメンバーでした。作業所で働く障がい者の方は、休日家にこもりっきりになってしまう人が多く、休日の過ごし方を提供できないかということから始まりました。まずは、月一度、ハイキングや映画、ボウリングなどを企画して活動を行い、昨年から「さんさんくらぶ」を開所して日中活動の支援も行えるようになりました。
取材にお邪魔したのは、ちょうどおやつの時間。 「今日はどれにしよな?」
おやつと聞けばさっきまでお昼寝していた目もぱっちりです!
イベントを行わない平日は、できるだけ利用者の方が自由にのんびり過ごせるようにしているそう。スタッフの方は常に利用者の方の様子を気にかけていて、お話する時間を大切にしているようです。
月に数回行われるイベントは様々です。ハイキング、映画鑑賞、バーベキュー、陶芸教室・・・。利用者の方から希望を聞いて、予定を決めます。事業所は駅に近いため、電車やバスを利用して外出しています。下の写真は、みんなで面白山遠足と野草園遠足の一コマ。
4月にNPO法人としての認証を受け、「みんなの居場所」として新たなスタート。「みんなの居場所」という名称は、障がい者の方々が安心して集え、ほっとするような場所となれるようとの願いが込められています。今後は法的にも事業所として認可され、たくさんの方に利用してもらえるよう努力していきたいと代表の熊坂さんはおっしゃていました。パンフレットや月刊で広報紙も発行しており、広報活動もがんばっています。市民活動支援センターでもパンフレット等をご覧いただけます。
笑顔がたえないアットホームな雰囲気なさんさんくらぶさん、興味がある方は当センターまでご連絡ください!