活動実績はNPO法人の認証要件になっていませんので、認証申請の際に任意団体としての活動実績を問われることはありません。
しかし、NPO法人を立ち上げたけれど、1年、2年経っても思うような活動ができないという団体が見受けられます。「NPO法人さえ作れば、活動はできるはず」という代表者の想いだけでは継続的な活動はできません。
NPO法人の認証申請には、定款、3名以上の理事と1名以上の監事、10名以上の社員(総会において議決権を持つもの:正会員等)が必要です。これらは、活動実績がなくても整えることはできますが、本来は活動に伴って整ってくるものではないでしょうか。
役員に就任する方は、理事、監事の役割をしっかり認識しているでしょうか。社員の皆さんは定款に定められていることを理解していますか。
市民からの信頼を得る法人になるには、少なくともこの2点をクリアすることが必要ではないでしょうか。