令和2年12月6日(日)に、「見つけよう!暮らしの中の大切なもの」をテーマに、SDGsをやさしい言葉に置き換えて、私達のくらしとつなげて考えるための研修会を開催しました。
 公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会の代表理事の西澤信雄さんが講師を務め、16名の方々に、ネイチャーゲームの手法をとおして霞城セントラルの周辺を歩きながら、「地域の自然」と「地域の歴史」、未来へ残していきたい「自然との関わり」について考えました。


今回は未就学児から小学生の親子や60代の方まで多様な年代の方に参加いただきました。当日は最初に会場の高度情報会議室で「ノーズ」というネイチャーゲームを実践しました。これは講師がある動物のヒントを一つずつ参加者に伝え、なんの動物かわかった人から自分の鼻に人差し指を当てて合図します。この日は3題の出題があり「パンダ」「キリン」「白熊」をみんなで当てました。その後地球儀を見ながら、これらの動物はどこに住んでいるのか、それらの動物を取り巻く環境はどうなっているのかを考えました。これら3種類はすべて絶滅危惧種になっているそうです。

その後、この『まち』街大好き発見カードというビンゴカードのようなものを各自1枚づつ持って霞城セントラルの外に出ました。周辺をみんなで歩きながら、カードに書いてある12のアイコンを探しました。2~3人のグループになって、耳を澄まし、目を開いて、5感をフルに使って探しました。参加者の皆さんは多くのアイコンを見つけていました。

会議室に戻ってからは、SDGsの17の目標について優しく解説し、それが具体的にどんなことなのか実生活のどんな部分と結びついているのか考えました。17の目標をできている、まあできている、あまりできていない、できていないの4段階に分けました。そして日本の現在のSDGsの評価は世界で15番目であることや、世界を変えるためのSDGsの目標に個人としてできることはたくさんあることを共有しました。先ずは今後自分に何ができるのかを考え、4週間のアクションシートをお土産(宿題)として、参加者が少しずつ行動を変えていけるような気づきをいただきました。

文責:「SDGs×ネイチャーゲーム」 担当 有川富二子