令和5年6月14日(水)に、第21回となる「哲学カフェ」を開催しました。

 

事前申込7名と当日参加1名、合計8名で「笑いとはなにか?」というテーマで約2時間話し合いました。

今回のテーマは「笑い」についてということで、コミュニケーションツールとしての笑いという観点とエンターテインメントとしての笑いという観点、大きくふたつの観点で話し合いが行われました。ときに2つの観点が交錯して論点があいまいになるなどしつつも、歴史的に見た日本人の笑いの変遷や、海外との笑いの感じ方の違い、AMラジオの笑いや猥談についてなどにも話は展開し、非常に興味深い内容となりました。

そのような話し合いの中で参加者の一人から伺った、苦しい状況に陥った時の対処法を紹介します。たとえば、仕事上困難な状況に陥って笑えなくなるということは誰しもあると思います。そのような時、あえてその状況を言葉で表現し、そのあとに「でも」と続けるのだそうです。「でもこんなの私にとっては大したことじゃない」「でも私はこんなに頑張っている」などと続けることで、再び笑えるようになるといいます。「でも」のマジック、ぜひみなさんも困難なことに直面したら試してみてください。                                             

 ということで、次回のテーマは道具としての「言葉」。開催は令和5年7月12日(水)です。

 ふだん意識せずに使っている言葉ですが、時には誤解を生んだり、人を傷つけるものにもなります。コミュニケーションツールとして非常に大切なものですが、近年のスマホやSNSの普及によって、言葉自体変質しているようにも感じます。あなたはふだん言葉を使う上で気をつけていることはありますか?ぜひご意見をお聞かせください。

初めてのかたの参加も大歓迎です。ご参加お待ちしています。

文責:「哲学カフェ」 担当 川部拓哉