令和7年2月12日(水)に、第41回「哲学カフェ」を開催しました。
今回のテーマは「品格の問題」。今回は平日開催だったのですが、久しぶりに参加されたという方もいて、多くの方にご参加いただきました。
今回は「品格」というふだんはそれほど意識しない概念をテーマに設定したため、当初は果たしてうまく議論になるのか非常に不安だったのですが、坂東真理子さんの著書「女性の品格」の話から、1月にアメリカ大統領に就任したトランプ大統領について、皇族の方々の立ち居振る舞い、マナーとはなにか、政治家についてやボランティアの関わりかたなど、終始活発な意見が飛び出しました。
今回は前半1時間の話し合いののち、途中休憩をはさんで改めて参加者の皆さんに「品があると思うこと、品がないと思うこと」を一言ずつ話してもらい、後半の話し合いに。「粋な人=品のある人」という意見から、粋とはなにかという議論へと発展し、そこから品がある人とは自然に人を思いやる行動をとれる人と言えるのではないかという考えへと至り、気が付けばあっという間の2時間となりました。
私も含め参加者のみなさんにとって、自身の行動をふりかえりつつ「品格」とはなにかということを見つめ直すいい機会になったと思います。
次回は3月12日(水)開催予定です。テーマは「ジェンダーってなんだ?」。
3月といえば3日のひな祭りや8日の国際女性デー、14日のホワイトデーなど、男女の性差を感じさせるイベントが盛りだくさんです。そこで次回の哲学カフェでは、これまでその奥深さに尻込みしていた「ジェンダー」について取り上げてみたいと思います。と言ってはみたものの、正直この話し合いをうまくまとめられるのか、さっぱり自信がありません。
果たしてどんな議論になるのやら、お楽しみに!
文責:「哲学カフェ」 担当 川部拓哉
※最近多数のお申込みをいただいており、現在は当日参加をお断りさせていただいております。参加の際には事前のお申し込みをお願いします。