令和6年10月11日(金)に、第37回「哲学カフェ」を開催しました。
今回は秋のNPO収穫祭の講座の一つとして、金曜夜6時という時間からの開催としたところ、いつもの開催日時の平日昼間では参加できないという方にも申し込みをいただき、15名という多くの方にご参加いただきました。
今回のテーマは「私にとって表現とは」。芸術的な意味での表現から日常的に使う言葉や表情までを含めてのテーマ設定でした。参加者の中にアパレル関係の仕事をされている方がいて、そこから表現としてのファッションという話で盛り上がりました。普段は出来るだけ目立たない服装を心がけている人、色によって感情を左右されるのを嫌って黒を基調とする服を選ぶ人、初めて会う人に対して穏やかな印象を与えるためにパステル調の色の服を着てきたという人、なかにはこの会のために数十年ぶりに夜の外出をされてはりきっておしゃれしてきましたという方も。ファッションということだけでも多種多様な話を聞くことができました。
また、舞台で自己表現をされている方、絵によって表現されている方もいて、それぞれの表現に対する考えなども伺いました。
その他、最近の子どもたちの表現についてや大手量販店の存在によって個性が均一化してしまうという話など、いつものように結論のようなものは出ないまま、2時間では話足りない内容となりました。
次回は11月13日水曜日開催です。テーマは「働くことの意味」。
11月23日は勤労感謝の日。国民の祝日に関する法律の条文には、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」と、わかるようなわからないような説明がされています。
そもそも「働く」とはいったいなんでしょう?
あなたにとっての「働く」意味、ぜひ聞かせてください。
文責:「哲学カフェ」 担当 川部拓哉
※最近多数のお申込みをいただいており、現在は当日参加をお断りさせていただいております。参加の際には事前のお申し込みをお願いします。