令和4年11月9日(水)に、第14回目となる「哲学カフェ」を開催しました。

 

今回は事前申込による4名と、当日参加3名、センター職員も含め計8名で、私の「罪悪感」というテーマで約2時間話し合いました。

まずはじめに、いつものように参加者の方全員に簡単な自己紹介をしていただきました。その際に今夏にのテーマに関するコメントも一言ずつ述べていただいたのですが、「罪悪感」ということについてこれまで全く感じたことがない人と、常になにかしらの罪悪感を感じてしまう人の2種類に分かれて、そのことでそれぞれ物事に関わる姿勢の違いが鮮明に出て、非常に興味深い話をお聞きすることが出来ました。

参加者のなかには浄土真宗の住職をされている方がいて、仏教における人間の「業」についてお話しをお聞きしました。また、たまたま海外で子育てを経験された方が2人参加されていて、常に子どもをほめるアメリカと、常に謙遜して子どもをほめない日本との子育て観の違いというなかなか聞けないお話しもお聞きすることが出来ました。そのことから、アメリカ人と日本人の罪の意識の違いなどにも話は展開し、あっという間の2時間となりました。

 

次回の哲学カフェ、開催は12月14日(水)。テーマは「年の瀬に思うこと」です。

あなたならではの年越しの行事はありませんか?せわしない日常を離れて、過ぎ行く年を振り返りつつ心に浮かぶ物事を話す年の瀬も、たまにはよいものかもしれませんよ。

文責:「哲学カフェ Salon de Yamagata」 担当 川部拓哉