令和5年9月13日(水)に、第24回となる「哲学カフェ」を開催しました。
事前申込10名と当日参加3名、合計13名で「幸せの条件」というテーマで約2時間話し合いました。
今回のテーマは「幸せ」についてということで、参加された理由として・最近身近な人を亡くされて幸せを見失ってしまったように感じて ・特に理由もなく精神的に落ち込んでしまう ・突然の病気に見舞われたことで幸せについて改めて意識した など、個人的に深く考えて参加された方が多く見受けられました。
大切な人を亡くした喪失感に悩まされているという方に対して、皆でどうしたら幸せを感じられるか議論したり、そもそも幸せの本質とはなにかという「幸せ」そのものについての議論になったりと、さまざまな話し合いになりました。
五体満足で毎日普通に暮らせること自体が幸せと感じたり、大切と思える思い出を持っていることが幸せと思えたり、人との出逢いに幸せを感じたり。
他人から見て幸せそうに見える人でも本人は自分のことを幸せとは思えない人もいて、結局のところ本人の心のありようによって幸せというのは作られるということを感じた2時間でした。
次回は金曜プライムタイム講座の一つとして、初の夜間開催。テーマは「夜とわたし」。開催は令和5年10月13日(金)午後6時の開講です。
「夜」というイメージは人によっても場合によってもポジティブに捉えられたりネガティブに捉えられたりさまざまです。「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)、「夢十夜」(夏目漱石)、「暗夜行路」(志賀直哉)、「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦)、「夏の夜の夢」(シェイクスピア)などなど、「夜」が物語のタイトルに入っているものもたくさん思い浮かびます。「百鬼夜行」や「白河夜船」、「夜郎自大」など、「夜」がつく四文字熟語も数限りなくありそうです。
はたして、「夜」とはいったいなんでしょうか。ぜひ皆さんの「夜」を共有させてくれませんか?
初めてのかたの参加も大歓迎です。ご参加お待ちしています。
文責:「哲学カフェ」 担当 川部拓哉