令和6年4月10日(水)に、第31回となる「哲学カフェ」を開催しました。
今回は13名の方々にご参加いただいての開催となりました。
今回のテーマは「恥ずかしいってなんだ?」ということで、それぞれの参加者にとっても身近で話しやすいテーマだったようで、とても楽しい議論が交わされました。まず話題になったのがドイツでのサウナの入り方について。驚いたことに、ドイツではサウナは一般的に男女一緒で、しかも裸で入るのだそうです。考えてみれば日本でも混浴の文化があり、今でも温泉などでは混浴というところもあります。この日の参加者の間でも全然平気という人もいれば、やはり異性の前で裸になるのは恥ずかしいと思う人もいて、恥ずかしいと感じる基準は人それぞれ違うものだということを改めて感じさせられました。
そのような人の目を気にした時に感じる恥ずかしさがある一方、例えば自分の無知を恥じるという場合など、自分自身の内面で感じる恥ずかしさというものについても議論となりました。自分のなかのモラルや美意識に照らし合わせたときに生じる恥ずかしさというものも人それぞれに基準が違っていて、それはあたかもその人が生きてきた人生をあらわしているようにも感じられて、非常に興味深い議論となりました。また。終了間際には最近の国際情勢や国内での政治的モラルの低下なども話題となり、2時間ではとても話し足りない内容となりました。
次回は5月8日(水)開催予定です。テーマは「コミュ力(りょく)ありますか?」。
話し上手だからといって必ずしもコミュニケーション能力が高いとは限りません。むしろ口下手の人のほうが人との関係を築くのが上手ということもあります。SNSの発達によりコミュニケーションのありかた自体が変化してきているようにも感じる昨今、よりよい人間関係を築くために求められるコミュニケーションとは一体どのようなものなのでしょうか。
あなたの「コミュニケーション論」を聞かせてください。
初めてのかたの参加も大歓迎です。ご参加お待ちしています。
文責:「哲学カフェ」 担当 川部拓哉
※最近多数のお申込みをいただいており、現在は当日参加をお断りさせていただいております。参加の際には事前のお申し込みをお願いします。