令和5年12月3日(日)に、「親子で体験!エアバッグ刺繍糸でカラフルアクセサリー作り」を開催しました。

このワークショップは自動車に使われているエアバッグの刺繍糸を再利用してネックレスを作るというもので、みちのく屋台こんにゃく道場としても知られているNPO法人山形自立支援創造事業舎が実施している事業です。現在は学童クラブなどを中心に様々な場所で人気を集めているイベントで、今回はやまがたNPOウィーク2023の中の催しのひとつとして開催しました。山形市の小学校を中心に参加者を募集したところ、6家族15名に参加いただきました。一番大きい子は小学5年生、小さなお子さんでは未就学の子もいっしょにアクセサリー作りに取り組みました。会場は霞城セントラル23階の高度情報会議室。ほとんどの参加者は初めて市民活動支援センターに来たという方で、開始前のひととき、23階からの眺めにそこかしこから歓声が上がっていました。

まずは今回材料としているエアバック刺繡糸についての説明がありました。これは自動車で不要になったエアバッグを縫い合わせている糸で、ひとつひとつ丁寧に外してカラフルに編んだものです。自動車の部品はさまざまなかたちでリサイクルされており、糸を外したエアバッグの生地はバックとしても再利用されているそうです。

説明に続いて、いよいよ実際にアクセサリー作りです。今回はみんなで一緒にネックレス作り。最初にネックレスのもとになる刺繡糸を選び、それから飾りとなるビーズやチャームを選びます。色とりどりの糸やチャームを前にして、みんな興奮ぎみ。子どもはもちろん親御さんもどれを選ぶか悩んでいました。

次に選んだ材料を各テーブルに持ち帰り、チャームやビーズを糸に通していきます。すいすいと器用に糸を通していく子もいる一方で、細かな作業のため小さいお子さんにはなかなか難しく、お父さん、お母さんといっしょに作業を進めるテーブルや、こんにゃく道場のスタッフの方に手伝ってもらうテーブルも見受けられました。

 

最後にこんにゃく道場のスタッフの人に留め具をつけてもらい、完成です。留め具は小さな磁石になっていて、引っ張ればすぐ外れる仕掛けになっているので、子どもたちが首にかけても安全にできています。中にはおそろいのチャームを使ったネックレスを作った親子もいて、それぞれの出来栄えに満足そうにしていました。

 早く出来上がった子にはぬりえで遊んでもらい、帰りには参加賞として全員センターオリジナル卓上カレンダーをプレゼントして解散となりました。

 センターでは春休みや夏休みなど、今後も親子で参加できるようなワークショップの開催を予定しています。次回の親子講座はどのようなものになるか、鋭意検討中!楽しみにお待ちください。

文責:「親子で体験!エアバッグ刺繍糸でカラフルアクセサリー作り」 担当 川部拓哉