山形市市民活動支援センター主催「NPO勉強会~解散編~」を開催しました。
令和8年2月21日(土)に、NPO法人の解散を具体的に考えている、もしくは将来的に解散を検討しているという方などを対象にした勉強会を開催しました。
特定非営利活動促進法施行から27年経過し、メンバーの高齢化など様々な要因から法人の解散を考える団体が増加傾向にあります。特にコロナ禍によって活動を中止し、そのまま活動を再開できず解散に至る事例が法人の減少に拍車をかけており、実際に全国的に見てもNPO法人の総数は2017年度をピークに右肩下がりというのが現状です。つまり、解散とは身近に起こり得るものといえます。今回は解散をするにはどのような準備が必要か、またどのような手続きをする必要があるかなど実際に解散するための準備と手順について解説しています。
今回の勉強会は自分たちの活動にとってどのような組織形態が望ましいか考える機会になればと考え解散をテーマにしています。参加者の中にも長く法人運営をしてきた中で今の活動規模やメンバー構成を考えるとこのまま法人運営を続けていってよいのかといった声も聞かれたため、団体にどのぐらいの余力があるうちに解散を検討すべきか、またどのぐらいの準備期間を要するのかなど実際に団体の現状をお聞きしながら参加者の疑問にコミットする形で進行しました。
質問の中には今現在NPO法人のメリットを享受しにくく法人格を維持し続けることが団体にとって好ましいのかどうか悩んでいるため法人化のメリットについて教えてほしいとの声がありました。NPO法人のメリットについては様々あるかと思いますが一般的に言われるのは、所轄庁への事業報告書により団体運営の透明度が高いという点が上げられます。その透明度の高さが団体への信頼に繋がります。ただ、活動を長く続けていくと信頼は法人格ではなく団体に付帯するものへと変化していきます。法人化のメリットを感じにくくなるのもそのためです。また法人格の維持には人財とコストがかかります。NPOで大事なことは無理なく自分たちの活動を続けていくことであり、だからこそ、どのような組織規模で自分たちの活動を続けていくか、その都度考えることが重要です。解散を知ることでその考える契機にしていだければと思います。
今後も定期的に「ふらっとNPO教室」や「NPO勉強会 ~NPO入門編~」の開催を予定しています。興味・関心のある方はぜひお申込みください。
文責:「NPO勉強会~解散編~」 担当 田中辰典










