令和元年12月7日(土)に「はじめてのSDGs~そもそもSDGsってなに?~」を開催しました。
2015年9月に国連総会で合意されたSDGs(持続可能な開発目標)。日本国内でも企業を中心に広がりを見せて来ている一方で、一般市民にはまだ浸透していない現状があります。こういった実情から、SDGsとは一体どういったものなのかについて、SDGsへの理解を市民レベルで広めるべく開催しました。
SDGsとはどういったものなのかをおおまかにイメージできる様になるために、冊子『私たちが目指す 世界子どものための「持続可能な開発目標」日本語版』の読み合わせを通して、SDGsとはなにか、そして、SDGsの17目標は何を課題として設定されているのかについて、この目標が掲げる「誰一人取り残さない」ことと、社会・経済・環境の三側面を念頭に置き、センタースタッフを含む7人が、感じたことなどを述べ合いながら理解を深めました。
開催後のアンケートは参加者の満足度が高い結果となり「参加して良かった」「一人で勉強するのはなかなか大変なので、今回のような機会はありがたかった」「(SDGsの達成に向けて)自分でできることから取り組みたい」「職場でも広めたい」といった感想が寄せられました。そして、今回の学習会の目標である「SDGsをおおまかにイメージできる様になる」という点は概ね達成できたものと思います。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
また、「さらに幅広い年代の方の話も聞きたい」「続編の開催をお願いしたい」といった声も寄せられました。今後、どういった形で開催するのが良いのかを検討したいと思います。
読み合わせに入る前に「SDGsのイメージ」を書いてもらう簡単なワークをしたのですが、「目にしたことがあるが内容はよくわからない」「何の事か全くわからない」「偉い人が話題にしているようだ」「ネットでたまたま見た」「福祉に関する新しい制度かと思った」といった書き込みがあり、この点からも、SDGsは遠いところの話だと感じている人はまだまだ多いのだろうと思いました。
アルファベットの横文字ばかりをアピールするのではなく、「誰一人取り残さない」という理念を広げていくことが、SDGsの達成には最も大切なのかもしれません。
文責:「はじめてのSDGs~そもそもSDGsってなに?~」担当 花屋伸悟
*この学習会は「やまがたNPOウィーク2019」の一環として開催しました