今年度、当センターで発行している情報紙「とぴあす」が100号を迎えます。平成16年(2008年)に第1号が発行されてから早17年、NPOや市民活動団体を取り巻く環境も変化し続けています。
この取材記事はとぴあす100号記念特集として「市民活動の今と昔」をテーマに取材を行いました。特集「とぴあす100号の歩み」と合わせてご覧いただけますと幸いです。
山形市市民活動支援センター連絡協議会
山形市市民活動支援センター連絡協議会は、2007(平成19)年7月に発足した山形市市民活動支援センターの利用登録団体の有志による団体です。利用登録団体間の交流促進と、施設の利便性の向上を図るために、行政や各団体と協力して、多くの市民が、市民活動支援センターを円滑に利用できる環境づくりのために、2月の市民活動まつりの開催を中心に活動しています。立ち上げ当時は、法律で定められたNPO法人の活動分野は現在よりも少なく、その中の9つの分野から団体の代表に参加してもらって連絡協議会が発足しました。できるだけ全ての分野から団体に参加してもらうよう心がけているものの、現在は19分野と当時よりもさらに細分化されており、全分野を網羅するのは難しくなっているということです。
立ち上げの際の団体のなかには、次の年には解散が決まっているにも関わらず、協議会発会の時まで後押しするといって尽力してくれた団体もいたそうです。代表の池田さんは、その会をはじめ、様々な人たちの協力のおかげで協議会は無事発足できたと懐かしそうに話されていました。
当時は意外と環境分野の団体は少なかったそうです。防災などの分野も、今ほどは数が多くなかったといいます。その後の震災で社会的にも防災や環境といった分野に注目が集まり、みんなの意識もそれまでとはだいぶ変わり、市民活動のあり方も変化していきました。
震災の際には、とある団体が支援のための活動をする際に資金が底をついていて、その資金を集めるために連絡協議会のメンバーがそれぞれ協力して、震災発生後1週間というスピードで活動資金を集めたこともありました。この震災では発生直後すぐにさまざまな団体が支援のための活動資金が不足するという問題が起こり、国がそのような団体の支援に動き出したのは震災からすでに1カ月経った後だったそうです。やはりスピードが求められるような事態が発生した際には、民間の力というのがいかに大きいか、改めて実感したといいます。また、震災発生直後から素早い対応が可能だったのは連絡協議会のような活動をする基盤があったからこそだったと当時を振り返って語っていただきました。震災によって連絡協議会のような組織がいかに市民活動の支援のために必要かということも改めて認識したそうです。
また同じく市民活動支援センターというものも、普段の市民活動を支えるだけではなくて、何かあった時につながれる場という役割も大事であり、とても重要なものだと言っていただきました。
2015年に情報紙の名前を決めるときには、連絡協議会からも愛称候補選定委員を出して、応募いただいたたくさんの名前から候補を5つに絞り込み、そこから一般投票によって現在の「とぴあす」という名前に決まったそうです。
2009(平成21)年には、連絡協議会が中心となって「第1回市民活動まつり」が開催されました。霞城セントラルに市民活動支援センターがあるということを一般市民に知ってもらうために理事会での話し合いから始まった企画だったそうです。開催にあたっては単発で終わる
イベントではなく長く継続していけるように、参加する人みんなで開催するような運営の仕方を心がけたといいます。センターでは各参加団体の紹介ページ作成を請け負い、表紙のイラストは第12回の開催まで絵が得意なこんにゃく道場の鈴木健也さんにお願いして描いてもらっていました。![]()
スタンプラリーの企画も生まれ、いまよりも勢いがあったといいます。近年はコロナ禍などもあり、時にはポスター展示のみでの開催もありましたが、まつりは継続されてきました。そんなまつりも昨年度開催で17回目。歴史が刻まれると同時に皆年を取っていきます。現在の一番の問題はやはり高齢化のようです。
多くの人に連絡協議会の活動を知ってもらい新しい団体の参加を増やすためにも、今年度は花笠まつりへの参加など、新たな企画も検討中です。
山形市市民活動支援センター連絡協議会では新たな団体の入会を随時受け付けています。入会するためには、まずはセンターへの団体登録が必要となります。詳しくは山形市市民活動支援センターへお尋ねください。
●問い合わせ先
山形市市民活動支援センター
TEL:023-647-2260










