山形県LD児・者親の会「ピーターパン」主催
発達障がいの子どもたちを犯罪から守る~予防にまさることはない~

 山形県LD児・者親の会「ピーターパン」は、発達障害を持つ子どもが、一人一人に適した教育を受け、自立していくことを目的に、教育、福祉の向上に努め、交流を図ることを目的として活動しています。

 11月11日(日)に霞城セントラルの山形市保健センター大会議室で、講演会「発達障がいの子どもたちを犯罪から守る~予防にまさることはない~」が開催されました。
この講演会は、7月29日に行われた「山形市市民活動支援補助金・公開プレゼンテーション」でみごと授賞し、その支援補助金で行われたものです。

 近年、青少年による犯罪が社会問題化しています。その一部に発達障がいを持つ青少年によるものもあり、当事者を含め多様な不安を感じています。そこで、藤原靖氏を講師に迎え、過去の具体的な犯罪の事例から、巻き込まれないための方法を学習すると共に、将来の自立を見据えた学齢の子育てのお話などをうかがいました。

 当日の参加者は60名。保護者、福祉関係者、教職員、支援者とたくさんの人が参加し、有意義な時間を過ごせたと、好評を得ました。

 この講演会を開催したピーターパンの相蘇さんは「犯罪の事例を詳しく学び、その対処を知ることができて良かったと思います。そして毎日の暮らしの中で子どもへの接し方も教えていただき、親子関係の重要性を改めて痛感しました。」と話します。

 大人が変われば子どもも変わる!親や支援者などが情報を共有し、子どもの環境を整えることが、犯罪の未然防止へと繋がると実感させられた講演会でした。子どもも大人も安心して暮らせる生活をみんなで作り上げていきましょう。今後のピーターパンさんの活躍を期待すると共に、応援していきたいと思います。