第48回山形市障がい者スポーツ大会」が開催されました!

山形市身体障害者福祉協会

 平成24年9月22日(土)、山形県あかねが丘陸上競技場において、「第48回山形市障がい者スポーツ大会」が開催されました。

 主催は、山形市身体障害者福祉協会です。山形市身体障害者福祉協会は、会員の親睦と融和を図ること、障がい者の福祉向上を目的とし、山形県障害者福祉大会やスポーツ大会、文化祭、健康講座等を開催するなどの活動を長年にわたり行っています。
この大会は、山形市内に暮らす障害のある方が、スポーツを通して機能の回復と体力増進を図ること、また、障がい者の社会参加を進め、明るい地域社会づくりにつなげることを目的に実施され、今年で48回目を迎えました。

 会場には、エントリーした皆さんの他に、活動する山形県立南高等学校のボランティアの皆さんや山形県障害者スポーツ指導員の方、施設スタッフの方などを含め、約200名以上の方が集まりました。



 今年競技にエントリーしたのは、159名の皆さん。
事業所のチーム、施設のチーム、身体障害者福祉協会の各3地区の5チームにわかれ競技が行われます。

 実施される競技種目は、車いすスラローム、100m競争、輪投げ、立ち幅跳び、ソフトボール投げ、アキュラシー、シューティングボール、紅白まり入れなど。様々な種目がありますが、選手は2種目までエントリーすることができます。
 「障がい者スポーツ」は、障害があるためできない場合、事故や障害の増悪化の危険がある場合、規則が複雑な場合などに、障害のない方が行っているスポーツのルールを一部変更して行われる競技もありますが、障害のある方のために特別に考案されたスポーツもあるそうです。
 また、各競技の組み合わせは、障害別、障害の程度、年令などを考慮して決定されており、聴覚障害がある方のため、手話通訳や要約筆記通訳の方が補助する場合もあります。



 大会開会式では、来賓者の方々から激励のお言葉をいただいた後、選手2名が宣誓し、競技が開始されました。


 「年に一度の大会。昨年は雨のため中止になったため、今年は無事開催できてなによりだった。今日は、参加者の皆さんがスポーツを楽しんで、けがや事故なく、取り組んでほしい」と会長の鹿野さんはお話していました。当日は天候にも恵まれ、青空の下思いきり体を動かし、練習の成果を発揮できたのではないかと思います。参加者の皆さんは、周りの応援をうけていきいきと体を動かし、スタッフの方や友人と一緒にスポーツを楽しんでいました。

 鹿野さんのお話では、近年の課題として、協会の会員数が減少していること、会員の皆さんの高齢化が進み地区協会の存続が難しいこと等があげられるとのことでした。加入者増加のための取り組みが必要だそうです。
鹿野さんのお話からは、今後も、様々な団体や機関と連携,協力し合い、地域に暮らす障がいのある方が、安心して自分らしく暮らすことのできる取り組みを継続するという思いを強く感じました。11月18日(日)に、山形市落合スポーツセンタープールで「山形市障がい者水泳競技会」も予定されているとのこと。子どもたちも参加する大会だそうで、賑やかな大会になるそうです。
(参考)
・公益財団法人日本障害者スポーツ協会WEBページ http://www.jsad.or.jp/
・厚生労働省 政策レポート(障害者スポーツ)
 http://www.mhlw.go.jp/seisaku/2011/01/01.html