株式会社シベール山形市文化芸術支援基金
「山形県出身者新人演奏会 公開オーディション開催」

「山形県出身者新人演奏会 公開オーディション」は、“音楽の道を志して活躍している山形県出身の優れた才能ある新人を広く紹介し、この活動が伸展の契機とし、山形の音楽文化の向上、発展を期すること”を目的として開催しています。「山形県出身者新人演奏会」はクラシック音楽演奏家の登竜門として、これまでに県内はもとより海外でも活躍する若手演奏家を多く輩出しています。

ピアノ部門のステージ

公開オーディションは、平成7年に第1回演奏会を行い、今年で第15回目。第13回までは、山形市が主催してきましたが、第14回からは山形県出身者新人演奏会実行委員会が主催者となり企画、運営しています。
山形市を中心とした音楽に関わる教育機関や指導者の方に働きかけて実行委員会を作り、開催企画や審査方法など検討会を重ねて、より質の高い演奏会の開催を作り上げています。
今までにオーディションによって選ばれ、晴れの舞台で披露演奏した出演者は150名。若い新進気鋭の演奏家が、子どもの頃からの夢と希望を抱き、生まれ故郷で演奏する舞台にたてることは、自信となり、今後の演奏活動の励みとなっています。

演奏の順番を決める抽選会

平成21年3月8日日曜日、午後1時から、文翔館議事堂において第15回目の公開オーディションが開催されました。参加したのはピアノ6名、声楽5名、管楽器5名の若き演奏者16名。
演奏者たちは、新人演奏者らしい立ち居振る舞いなので、観ている側にも演奏者のドキドキする気持ちが伝わってくるようでしたが、演奏がはじまると堂々としていて、どの演奏者も素晴らしい演奏を聞かせてくれました。
会場には、保護者の方や学校関係者の方たちもいらして、演奏者をあたたかく見守っていました。

今回の「山形県出身者新人演奏会 公開オーディション」は、株式会社シベール山形市文化芸術支援基金を得、実行委員会の方、審査員の方、市民の方に支えられて開催しました。
このオーディションを通過した11名は、6月に開催される「山形県出身者新人演奏会」本選に出演することになるそうです。こういった演奏会を機に、優秀な新人演奏家が山形県から輩出され、活躍のきっかけとなり、地域の重要な存在として、多くの人に認められるといいと思いました。