お母さん業界新聞山形支部は2016年8月から、お母さんであることの喜び、育児のつらさ、大変さなど、お母さんの素直な気持ちを表現した新聞を発行しています。発行部数は現在500部。新聞は、子育て支援センターなどに設置し、活動を広めています。

5月12日に、お母さん業界新聞全国版の編集長、藤本裕子さんを招いての講演会が全労済の会議室で行われました。お母さんと子どもたち約30組が参加し、始まる前から子供たちの元気な声が会議室に響いていました。5月12日に、お母さん業界新聞全国版の編集長、藤本裕子さんを招いての講演会が全労済の会議室で行われました。お母さんと子どもたち約30組が参加し、始まる前から子供たちの元気な声が会議室に響いていました。

専用のエプロンを着けた全労済の職員

この講演会は、藤本さんが山形に来る際に、この機会に仲間を増やしてはどうかという提案から開催されました。全労済は1年前から「一日お母さん大学」の開催や、全労済店舗での「お母さん業界新聞」の無料配布など、お母さんを応援する取り組みをしており、今回の講演会でも職員の方が専用のエプロンを着けて会場の準備をしていました。

講演会では、藤本さんからお母さん業界新聞を始めたきっかけや、自身が体験したことをお話いただきました。中でも、「お母さんが笑顔でなければ、子どもも笑顔にはなれない。お母さんが夢を持たなければ、子どもも夢を描けない」という言葉に、頷き、共感しているお母さんたちの姿が印象的でした。

2008年に設立した「お母さん大学」についても、「大学と聞くと、特別な講義や立派なお母さんになれるのでは、というイメージを持つ方が多いようですが、お母さん達に毎日の生活のこと、近所のこと、地域のこと、日本のこと、というように興味を持ってほしいという思いから始めた」、と話す藤本さん。
講演の途中でも参加者のお母さん達に話しかけることが何度かあり、直接交流することを大事にしている様子が伝わってきました。

 

その後、お母さん業界新聞山形支部のスタッフの紹介と、藤本さんからスタッフへの質問がありました。質問は「あなたの夢は何ですか?」というもので、夢は人に話すことで8割叶う、自己紹介のときに自分を印象づけることにつながるということから、藤本さんは講演会の度に参加者に聞いているそうです。そして、山形支部代表の多田さんをはじめ、山形支部の皆さんも「県内全域にお母さん業界新聞を配りたい」、「楽しい子育ての様子を一人でも多くの人に伝えたい」、「お母さん達が集まれる場所をつくりたい」という夢を楽しそうにお話し、会場全体が暖かい雰囲気に包まれていました。

今後の活動について、「村山市のサークルと共催で子供服の交換会を企画している。毎月、お母さんたちの情報交換会も継続して行う予定です」と話す多田さん。山形支部では、お母さん新聞の折込みボランティアも募集中です。これからも、お母さんたちの暮らしの情報発信を行うだけでなく、お母さんたちがつながる機会を増やし、お母さんたちを応援するマザージャーナリストの活動を広めていってほしいと思います。

■お問い合わせ先
お母さん業界新聞山形支部
Eメール:okaasan.univ.yamagata@gmail.com