すずかわみんなの食堂『おかわり』の様子

おかわりキッズやまがた

平成30年4月27日(金)、「すずかわみんなの食堂『おかわり』」におじゃましてきました。『おかわり』は、毎月第2、第4金曜日、鈴川ふれあい館(鈴川コミュニティセンター)で定期開催している子ども食堂です。「おなかいっぱい!元気いっぱい!手間をかけあい、つながる地域」をコンセプトに、地域の子どもから高齢者、大人や小学生が食事を通してつながり、みんなの居場所になる食堂です。

「おかわりキッズやまがた」は、宮城県で震災復興・地域支援に取り組む「一般社団法人ReRoots(リルーツ)」で活動していたメンバーが山形県内に就職したことをきっかけに、山形で新たに立ち上げた団体です。食堂開催日には、宮城県からサポートスタッフも駆けつけています。

私がおじゃましたのは、17時頃。子どもたちはスタッフや学生ボランティアと一緒に、宿題やお絵かきをしたりおにごっこをしたり、思い思いに過ごしていました。『おかわり』のスタッフやボランティアの皆さんは若い世代が多く、子どもたちのお兄ちゃんお姉ちゃんのように接しています。開始当初から続けて参加している子どもたちもおり、スタッフの皆さんとも慣れて楽しく賑やかに遊びまわっていました。

調理室では、夕食づくりが始まっていました。おかわりキッズやまがたのメンバーとともに、地域の方や、今回から参加した山形大学学生もボランティアで協力していました。

この日準備した料理は、約20名分。献立は、山菜ごはん、豚肉のしょうが焼き、キャベツの千切り、にんじんのきんぴら、野菜のクリームスープです。彩りも綺麗で、栄養バランスが整ったメニューでした。地域のお肉屋さんが玉子焼きを差し入れしてくださったり、フードバンクから寄付をいただいたり、様々な形で運営に協力してくださる方がいるそうです。

18時になりました。いよいよ夕食の時間です。大人も子どもも調理室に集まり、それぞれが分担して盛り付けと配膳を行い、皆で賑やかに楽しく食事をしました。

おかわりキッズやまがた代表の広瀬剛史さんに活動についてお話をうかがったところ、「子どもも高齢者も様々な年代が一緒に参加し、地域の世代間交流ができる居場所となればと思っています。この「みんなの食堂おかわり」をきっかけに、地域のつながりが築かれていくこと、また地域の担い手、人材が育つ場となることを目指しています」と話してくださいました。また、将来は、子どもたちや地域の方たちとの関係を深めていきながら、子どもに関連する様々な課題をケアできる体制も整えていきたいそうです。

今後はまず、地域の方に認知していただき、そして参加してくださるよう継続して活動し、この食堂の土台を作り、皆さんにまた来たいと思ってもらえる場所、安心してきてもらえる場所にしていきたいと事務局の山名沙津季さんが話してくださいました。『おかわり』のスタッフの皆さんが大きな声で挨拶し、子どもにも大人にも優しく話しかけている様子を拝見し、誰でも気持ち良く安心して過ごせる雰囲気が作られているなと感じました。きっと、地域の皆さんに愛される居場所となるのではないでしょうか。
みんなの食堂『おかわり』は、どの地域の方でも誰でも参加することができる食堂です。ぜひ参加して一緒に楽しい時間をすごしてみませんか?

すずかわみんなの食堂「おかわり」
・開催日程 第2金曜日、第4金曜日
・場所   鈴川ふれあい館
・参加費  無料
・内容   16:00~18:00 遊び・勉強など
18:00~19:00 食事
19:00~20:00 後片付け・遊びなど

〇お問い合わせ先
おかわりキッズやまがた
TEL:080-3143-4564
Eメール:okawarikids_y@yahoo.co.jp
ウェブサイト:https://okawarikids.web.fc2.com/