(特活)山形ドキュメンタリー映画祭
『山形ドキュメンタリー映画祭2009』が開催されました!
平成21年10月8日~15日の間、山形市内の映画館を会場に、「山形国際ドキュメンタリー映画祭2009」が開催されました。
この映画祭は、1989年より山形市で隔年開催され、今年で12回目。『全世界から集められた優れた最新のドキュメンタリー映画を上映し、魅力を浸透させ、映画表現に新しいフィールドと可能性を提示すること』を目的に開催されています。
10月14日(水)16時より山形市中央公民館にて表彰式が開催されました。会場は、受賞作品の発表を待つたくさんの人の熱気に包まれていました。
今年、「インターナショナル・コンペティション」部門には、110の国から1,141本の応募があり、その中から厳選された15本が上映されました。大賞である「ロバート&フランシス・フラハティ賞」、投票で決まる「市民賞」を始めとし、「アジア千波万波」部門なども合わせて、14本の映画が受賞、監督一人ひとりに賞が手渡され、会場からは大きな拍手が送られました。
中でも『市民賞』は、一般観客の投票によって決定する賞です。この賞は「YIDFFネットワーク」という映画祭ボランティアの皆さんによって運営・選考され、1989年開催当時から投票によって、授与してきました。
一般観客は上映後、各会場で配布される用紙に記入して投票します。(左の写真)
裏側に感想やメッセージを書くことができ、最終的に監督自身へ全て届けられます。今年の受賞作品は、山形を舞台に製作された「ナオキ」という映画でした。
今年のドキュメンタリー映画祭の来場数は、のべ約20000人。たくさんの人が開催期間中山形を訪れました。
様々な場所で映画祭の運営を支えているのが、ボランティアスタッフの皆さんです。今年は参加者は247名が参加し、7月から準備を始めました。会場内の準備や案内、カタログ販売などの運営や、世界中からお客様が来場するので外国語の通訳や翻訳の仕事、司会進行など映画祭での多くの場面で活躍されていました。
また、開催期間中は毎日、ボランティアスタッフの手にをよって、お知らせや各監督へのインタビュー記事などを紹介するデイリー・ニュースを発行していました。(左の写真)
もちろん英語翻訳もボランティアスタッフが行っています。
私が期間中映画祭に行った時、ボランティアスタッフの皆さん一人ひとりが映画祭のスタッフとして、自覚を持って、また楽しんで活動していると感じました。また、来場者と接する映画祭の第1線で活動しているボランティアスタッフの皆さんの一人ひとりの対応が、来場者を楽しませ満足させ、映画祭を成功に導いているのだとも感じました。スタッフの皆さんお疲れ様でした!また2年後の開催を楽しみにしています!
今年の映画祭の受賞作品の上映を、ビックウィングにあるフィルムライブラリーで随時行っていくそうです。興味のある方、見逃した方、ぜひご覧ください!