企業の社会貢献活動・子どもたちへお菓子のプレゼント
NPO法人ぽけっとぴーす 「おしゃべりカフェ」

 今回は、「明治ホールディングス株式会社株主優待によるお菓子寄贈」の対象となった県内の団体、NPO法人ぽけっとぴーすが12月21日に開催した「おしゃべりカフェ」にお邪魔してきました。

 「NPO法人ぽけっとぴーす」は、心身に障がいのある方や、その家族が自分らしく自立した生活を送れるように、その方々のサポートや、地域でのネットワークづくりを行なっている団体です。

 今回取材した「おしゃべりカフェ」は、障がいのある本人やその家族が、悩みや身近な話をしながら情報交換を行う「居場所」として開かれていますが、参加者はこのような方に限らず、参加者からの紹介で来た方、団体で発行する通信を読んで参加した方など、どんな人でも気軽に参加できる場になっています。参加する頻度もずっと参加している人から数回の人と様々です。「おしゃべりカフェ」を最初に開催してから15年になったとのことで、当初から参加されている方が、その当時小さかった子に「あんなに小さかったのに大人になったね」と話しているのを見て、当事者やその家族と、見守ってくれる方をつなぐ大切な場なのだと感じました。

 カフェの後半には、代表の村上さんから挨拶がありました。村上さん自身も、障がいのある子を持つ親の一人で、団体を立ち上げた当初は悩んでばかりだったが、こうして支えてもらっている。これからの活動も、昔の自分を励ましてあげるような気持ちでしていきたい、とお話ししていただきました。

 今回はクリスマスの特別回とのことで、参加者みんなで「パプリカ」や、手話で「世界にひとつだけの花」を踊ったり、絵本「そらいろのたね」の読み聞かせをしてもらったりしました。そして最後に、明治ホールディングス株式会社より寄贈されたお菓子の配布がありました。お菓子はスタッフの方が個別にラッピングしており、中には「メリークリスマス」と書かれた可愛らしいメッセージカードも入っていました。寄贈されたお菓子は、段ボール箱でたくさん届いたとのことで、この場では配りきれないため、また様々な機会に配る予定だそうです。

 NPO法人ぽけっとぴーすでは、来年4月、新しい福祉事業所の開設に向け準備を行っているとのことでした。今後も地域での支えあいの場として、心のよりどころであってほしいと思います。

●お問い合わせ先

NPO法人 ぽけっとぴーす
電話:090-8785-7884(村上)
Eメール:akuev915@ybb.ne.jp

 

■「明治ホールディングス株式会社株主優待によるお菓子寄贈」とは?

明治ホールディングス株式会社と同社株主は、社会貢献活動の一環として、全国の障がいのある児童への支援や、東日本大震災の被災地の方々や被災地から離れて生活をしている方々への支援活動を行っている、民間の非営利団体を対象に、明治グループの製品であるお菓子の詰め合わせを寄贈しています。

寄贈先は、各県のNPO中間支援組織が最大で5団体を目処に推薦し、認定NPO法人日本NPOセンターが取りまとめた後に決定されます。

今年度、山形県からは5つのNPO法人(山形市2件、寒河江市1件、長井市1件、新庄市1件)が推薦され、その推薦された全ての団体に寄贈が決定して、お菓子の詰め合わせが送られました。