NPO法人びぃら~じょは主に発達障がいのある子どもや成人、及びその家族に対して就労支援や心身の発達支援を行っている団体です。NPO法人びぃら~じょは就労継続支援B型事業所「デイサポートセンターじゃんぷ」と児童発達支援事業所「ほっぷ」の2つを運営しています。その中でも、就学前の幼児を対象にしている児童発達支援事業所の「ほっぷ」に、明治ホールディングス株式会社からお菓子が寄贈される(※)ということで、その様子を取材してきました。

 初めに管理者の西塚さんから、「いただいたお菓子の量が予想以上だったので、スタッフ一同驚いた。子どもたちに十分な量を配ることができ、とても嬉しい。この度は、明治製菓の株主の方のこのような取り組みを紹介していただきありがとうございます」、とご挨拶いただきました。

 この日はすでに数組の子どもたち(とその保護者)がおもちゃで遊んでいるところでした。ほっぷでは、平日は午前と午後に分けて違う子どもたちが来所し、1日あたりの利用者は約10名(10組)、利用者全体では現在約40名(組)とのことです。

 子どもたちを見ると、仲良く遊んでいるように見えますが、時々おもちゃの取り合いなどが起きる場合もあるそうです。しかし、そのようなトラブルも保護者やスタッフが間に入り、子どもたちの意見を聞き、一緒に考えることでコミュニケーション能力を伸ばすきっかけとしています。

 片付けの後は体操の時間を挟み、おやつの時間になりました。おやつの時間になると、子どもたちはひとりひとり自分のお盆を持って、みんなが座ってから食べ始めました。その中で子どもたちが、「飲み物ください」、「お菓子交換してください」と自分が思っていることを口に出してお話している姿が印象的でした。その間、保護者の方はスタッフと今後の予定や普段の活動の中で気が付いたことを共有していました。

 そして、子どもたちが帰る間際に西塚さんが「素敵なプレゼントがあります」と、明治(株)からのお菓子を見せると、子どもたちは一斉に目をキラキラさせて「すごーい」、「(お菓子を指さし)あれほしい!」と元気に反応しました。お菓子をもらうと、嬉しさのあまり走りまわったり、その場で食べようとしたり、こちらも思わず笑顔になってしまうほどのリアクションをしていました。

   

 

 

 子どもたちが帰った後に西塚さんにお話をお聞きしたところ、「来週中に全ての子どもたちに渡し終えるので、それからスタッフと一緒にお礼の手紙を書く予定です」、とのことでした。施設内にはクリスマスツリーも飾られており、子どもたちにとって嬉しいクリスマスプレゼントとなったようです。これから雪が積もると雪遊びなどの活動もあるということで、寒さに負けずに、元気に活動してほしいと思います。

●お問い合わせ先
 NPO法人びぃら~じょ ほっぷ(児童発達支援事業所)
 TEL:023-687-0700

※「明治ホールディングス株式会社株主優待によるお菓子寄贈」とは?
 明治ホールディングス株式会社と同社株主は、社会貢献活動の一環として、全国の障がいのある児童への支援や、東日本大震災の被災地の方々や被災地から離れて生活をしている方々への支援活動を行っている民間の非営利団体を対象に、明治グループの製品であるお菓子の詰め合わせを寄贈しています。

 寄贈先は、各県のNPO中間支援組織が最大で5団体を目処に推薦し、認定NPO法人日本NPOセンターが取りまとめた後に決定されます。
 
 今年度、山形県からは5つのNPO法人(山形市2件、寒河江市1件、長井市1件、新庄市1件)が推薦され、その推薦された全ての団体に寄贈が決定して、お菓子の詰め合わせが送られました。