「行け行け、干し柿隊事業」を開催しました!
柏倉にぎわいづくりネットワーク
この事業は、柏倉地区のあちこちにありながら、誰も収穫することなく放置されている柿の木に着目し、広く参加者を募り、干し柿づくりを楽しみながら柏倉地区の人達との交流を通じて地域の賑わいづくりを行おうというものです。また、干し柿を吊るす場所には、干し柿が似合う市内の蔵や山形駅など観光客が訪れる場所に協力を頂き、まちの景観づくりも合わせて目指しています。
今回の第1回目の事業は、10月15・16日の2日間にわたり実施され、一日目の15日は柏倉地区で柿の収穫、2日目の16日には七日町御殿堰で干し柿づくりが行われました。
干し柿づくりでは、会場がウォークラリーのチェックポイントになっていたこともあり、その参加者や御殿堰を訪れる県内外からの観光客による飛び入り参加が多く、延べ40名を超す方が参加されていました。参加者の方は、専用の皮むき器を使って柿の皮をむき、スタッフの指導のもと紐で柿を縛って吊るせるようにします。皮むき器をくるくると回し、皮をむくこどもたちの目は真剣そのもの。


参加された皆さんは、むいた柿の出来栄えを褒め合いながら、楽しそうに作業していました。紐で縛った柿は、「水の町屋七日町御殿堰」の建物の2階に吊るされ、その鮮やかな柿の色と建物の濃茶色が調和し、秋の訪れをより一層引き立てていました。

事務局の井上さんと高橋さんは「今回は、柿の収穫時の天候が不安だったため、一本の木からしか採りませんでした。しかし、次回からは、柏倉地区内で柿の収穫に協力してくれる方を募り、ラリーのような方法で多くの民家を訪れるようにしたいと思っています。そして今回は軒先を干し柿でいっぱいにすることはできなかったのですが、事業の回数を重ねるごとに干し柿の数を増やして、干し柿のカーテンをつくりたいと思っています。そうすれば、今よりももっと干し柿が建物の外観(黒い板塀)とマッチして美しい光景になると思います。」と話されていました。
これからの事業予定は、11月13日に七日町御殿堰にて、2回目の干し柿づくりを行うほか、「山形まるごと館紅の蔵」での開催も計画中とのことです。