ちぇりっぽ(女性=健康Yamagata)
令和4年10月1日(土)10:00 ~ 13:00 遊学館 2 階学習室

 令和4年10月1日(土)から、山形市緑町の遊学館で開催されたチェリアフェスティバルの中で、ちぇりっぽ(女性=健康Yamagata)による「気軽に話そうジェンダーカード体験会」が開催されました。私も取材を兼ねて参加してきましたので、ご報告します。

 「ちぇりっぽ(女性=健康Yamagata)」は、山形の女性が、仕事や地域活動、家事育児などの生活を送りながら、自らの健康の大切さを自覚し、健康の維持管理をしっかりと行い、健康であることを通して豊かな生き方ができるように、女性の健康への意識改革と地域社会への啓発を推進することを目的に活動している団体です。これまで健康に関する研修会の開催や、健康に関する情報誌の発行、ヘルシーカフェなどを開催しています。

 昨年度ちぇりっぽでは、山形県男女共同参画センター「チェリア」山形県男女共同参画県民企画事業として、ジェンダーカードを作成しました。今回のワークショップは、そのジェンダーカードを使って気が付いたことを気軽に話してみようという内容です。

 このカードは学校編、地域編、家庭編、職場編の4つの分野に分かれ、それぞれ10枚のカードに質問事項が書いてあります。その質問に対する自分の考えや疑問、感じたことなどを話し合い、参加者の考えの違いを共有することで、ジェンダーの問題を考えるきっかけにするものです。

 カードの使い方は様々で、一人が1枚のカードを引き書いてある内容を読み上げそれに対する自分の考えを話したり、1枚のカードについてグループ全員が答えたり、自己紹介やアイスブレイクで使うこともできます。

 今回の体験会では、4つの分野から気になるものを選び、10枚のカードの表を上にしてテーブルに並べました。10枚のカードに書いてある事柄をひとつずつ読みながら確認し、参加者の感想や気になったことを話し合いました。

参加者によって気になるカードが違ったり、同じ文章にもやもやした感じを持っていたりと、反応は人それぞれです。

このジェンダーカードは、男女共同参画に敏感な視点でジェンダーに気がつくことができること、ハンディタイプで持ち運びも楽々、アイスブレイクやワークショップで利活用できる、参加する対象者に合わせてアレンジできるなどの特徴があるそうです。

体験会に参加した方は、4つの分野別に構成されたカードを使ってみて、職場・学校・家庭・地域でこんなことないかなぁ?と考えながらジェンダーへの気づきに手ごたえを感じていたようでした。身の回りにある習慣や言葉の中の偏見に気がつくことで、自分らしく元気(健康)でいきいきとした人生を送れればいいですね。

■お問い合わせ

ちぇりっぽ(女性=健康Yamagata)

代表 田中千鶴子さん

メール:joseikenko@icloud.com

(文責:有川)