■山形市市民活動支援補助金事業報告■

             特定非営利活動法人 桜こどもクラブ

桜こどもクラブは、平成3年4月1日に発足、これまでも学童クラブの運営を通した地域の子育て支援に努めてきました。そして、平成19年6月に学童クラブとしては山形市初となるNPO法人の認証を受け、現在はNPO法人として活動しています。

留守家庭の親にとって、下校時間の早い低学年の子どもを一人にしてしまうのは、あまりに不安が大きいことではないでしょうか。「学童保育」はこの様な問題の解決策のひとつとして、スタートしました。子どもを安全に預り、その中で、未来に生きる子どもたちに必要な幅広い “生きる力”を養うことを目指し活動しています。

   

現在、クラブには1~6年の各学年の子どもたちが62名在籍しています。
宿題は学童でやり、その後はお友達や指導員の先生と元気に仲良く遊びます。
天気のいい日は、みんなで一緒に近くの公園や広場で、遊具遊びやドッチボール遊び。
公園に行く途中は、交通ルールを学ぶチャンス。指導員に正しい交通ルールも指導してもらっているそうです。
また室内では、女の子は毛糸を使って遊んだり、アイロンビーズをしたり。男の子はこま、けんだまで遊んでいるそうです。
一人ひとりの違いを認め、成長する手助けをすることがクラブの大切な役目。子どもたちは日々の経験の中で、大きく成長していることが嬉しく思う、と指導員の先生は話していました。保護者が安心して預けられる、こんな支援があることはほんとうに心強いと思います。

  

NPO法人化の際には、会計事務所や行政書士等に依頼せず、関係機構のとの打合せ、書類の作成、申請書の提出等、自分たちでできることは自分たちで行い設立しました。現在も自分たちで会計処理などの必要な知識や技術の習得を目指しています。

平成19年7月29日に行われた「山形市市民活動支援補助金プレゼンテーション」では,市民投票の結果,,みごと補助対象事業に選ばれました。この補助金で法人の印鑑やNPO法人専用会計ソフト、事務機器などを購入したそうです。桜こどもクラブでは,子育て支援事業を実践することで、今後もNPO法人としての責任を果たし、後につづく学童クラブの支援にもつなげて行きたいと考えているそうです。今後もそれぞれの地域(生活の場)で 子育て(親育ち)をしているみなさんとの出会いの中から、新しい学びあえる関係をつくっていけることを願い、益々の活躍を期待しています。