高楯保育園の子ども達が楽しい餅つき体験(大曽根餅つき保存会)
大曽根餅つき保存会は、山形市の内外で楽しい餅つきを行っています。今年度は、平成18年度山形市市民活動支援補助金の公開プレゼンテーションに参加し、市民投票の結果、市民からの多くの支持を受けて補助対象事業を展開しています。
これは、直径70cmのケヤキの臼とごんぶとの杵です。ごんぶとの杵は、おいしい餅を突き上げるための秘訣なのだそうです。つきあがるまでの時間も早く、6~7分ほどでつき終わるのだそうです。
手前にあるのは子ども達用の小さい杵です。臼・杵・セイロ・醤油・納豆・カップ・割り箸など、大曽根餅つき保存会が、すべて準備してくれますので、安心して餅つき体験の出前をお願いできます。
今回、餅つきの出前をお願いしようと考えたたのは、園長先生だそうです。前にいた保育園で、大曽根餅つき保存会の楽しい餅つきに感動したのだそうです。子ども達は、餅つきのおじちゃんたちが来るのを、朝早くから楽しみにしていました。
子ども達 「はやくこないかなぁー」
「せーの、
1・2・3 2・2・3 3・2・3 4・2・3・・・・・・」
子ども達の掛け声とともに、餅つきが始まりました。大人3人がごんぶとの杵を持ち、ダイナミックに餅をつきあげます。しばらくすると、餅つきのスピードがだんだん速くなってきました。子ども達はだんだん早くなる餅つきにくぎづけになり、掛け声もしだいに大きくなってきました。「すげー!」 「はやくなったー!!」
今度は、子ども達が小さな杵を使って餅つきです。子ども達はハッピに着替えて楽しそうに餅つきをしていました。子ども達の中には、初めて杵を持って餅つきを体験した子もたくさんいました。
つきあがった餅は、支援センターの登録団体である「山形もてなし隊」が、調理してくれました。山形もてなし隊は、大曽根餅つき保存会の活動をかげで支える力持ちです。納豆に鰹節を入れたり、小さな子どものためにに、餅を細かくちぎったりと、これまでの経験を活かして大活躍でした。
餅が出来上がる前に、蒸かしたての「おふかし」を食べました。昔の子ども達は、このおふかしを楽しみにしていたのだそうです。いまどきの子ども達には、初めての経験かもしれません。大曽根餅つき保存会では、餅つき前のおふかしのおいしさについても、大事な文化として後世に伝えていきたいとのことでした。
おいしいおふかしと、納豆餅、きなこ餅を食べて、みんなニコニコの大満足です。
子ども達 「おもしろかった!」「おいしかった!」
最後に、子ども達からのお礼に、大曽根餅つき保存会と山形もてなし隊のメンバーに、折り紙でつくった首飾りをプレゼントしました。子どもたちは、楽しい餅つき体験ができて、うれしそうにお礼を言いながら首飾りをプレゼントしていました。
子ども達 「ありがとう!」
大曽根餅つき保存会では、今年だけでも70回ほどの餅つき出張を行う予定だそうです(すでに60回を超えているそうです)。子ども達に喜んでもらえる、より楽しく、よりおいしい餅つきを日々追求してきた結果、現在では、県外でも活躍するほどの大人気となっています。今後も山形の餅つき文化を子ども達に伝える活動を続けていただければと思います。