平成26年度 公開プレゼンテーション補助事業
映画「よみがえりのレシピ」製作委員会
在来作物de味覚レッスン
映画「よみがえりのレシピ」製作委員会は、山形県の在来作物や郷土料理を継承し、守ってきた人々の姿を収めたドキュメンタリー映画を製作・普及する活動を行っています。製作する映画は鶴岡市出身の渡辺智史監督をはじめ、国際ドキュメンタリー映画祭や山形食育ネットワークの方々が関わり、県内だけでなく全国各地で上映されています。
平成26年12月6日、株式会社山形ガス内のやまがたウィズガス未来館 白山の森にて、映画「よみがえりのレシピ」製作委員会が主催する料理教室、「在来作物de味覚レッスン」が行われました。
この「在来作物で味覚のレッスン」は、「平成26年度山形市コミュニティファンド公開プレゼンテーション補助事業」として採択され、山形の未来を担う子供たちの味覚や感性を育むことを目的として、新作の短編ドキュメンタリー映画の上映会や、食育についてのトークイベントが行われてきました。今回は山形の様々な在来作物について、子ども達が調理して味わいながら地域の文化を学ぶことを目的に、旬の在来作物を使った料理教室が開催されました。

初めに講師の岡田まさえさんと佐藤富士子さんから、自己紹介と今回の料理教室の目的についてお話がありました。その後、スタッフの紹介、料理の説明になりました。特に料理の説明では、珍しい在来作物を見て子供から大人まで興味津々でした。


今回作った料理は、「赤根ほうれん草つや姫デコレーションすし」、「あくどいも(さといも)の豚肉ロール」、「花麩(はなふ)の掘込せり入りすまし汁」、「やわらかりんごもって菊ゼリー飾り」の4品でした。デコレーションすしは、班ごとに顔やハート形に盛り付けをするなど工夫が見られ、どれもきれいに出来上がっていました。


すべての班の料理が完成すると、食事の時間になりました。途中、調理前と調理後の平田赤ねぎを食べ比べる、という味覚のレッスンを行いました。初めて食べた子ども達は、調理前の平田赤ねぎの辛さにびっくりしていました。

今回の料理教室について、「親子での料理教室ということもあり、子どもたちひとりひとりが調理に参加していた。その中には手際が良い子もいて驚いた。また、同じ料理であっても、盛り付け方が異なりどの班もおいしそうにできていた。」と講師の岡田さんはお話していました。
11月には、この在来作物de味覚レッスンの活動が、フード・アクション・ニッポンアワード2014の販売促進・消費促進部門の優秀賞を受賞したこともあり、とても励みになっているようでした。
(フード・アクション・ニッポンアワード2014の詳細はこちらからご覧ください)
今後の活動は、「この映像を学校や町内会などで上映し、より多くの人に在来作物の味を知る、素材の良さを知る機会を作っていきたい」、とのことで、今回の料理教室のように楽しくおいしく、在来作物について知ることができる機会が増えていって欲しいと思いました。
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映画「よみがえりのレシピ」製作委員会
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