山形県体育館の避難所で生活している皆さんへ
「玉こんにゃく」の炊き出しを行いました!
特定非営利活動法人山形自立支援創造事業舎 「みちのく屋台こんにゃく道場」
山形県内で知的障がいを持つ方の就労支援を目的に、玉こんにゃくの移動販売事業や野菜の有機栽培事業を行う『特定非営利活動法人山形自立支援創造事業舎・「みちのく屋台こんにゃく道場」』。3月25日(金)に、東北地方太平洋沖地震で被害を受け、山形へ避難している皆さんにあつあつの玉こんの炊き出しを行いました。
今回玉コンを届けたのは、メンバーの横尾尚さん、結城大介さん、それにスタッフの齋藤淳さん、齋藤陽一さんの4名。
<移動販売2号車「みちのく日本財団号」の前でパチリ!>
現在山形県内には震災の被害を受けられた方が、2516名避難しています。(4月1日現在)今回、みちのく屋台こんにゃく道場は山形市にある山形県体育館に設置された避難所を訪れ、避難者約60名の方に玉こんをふるまいました。なかでも子どもたちが、とても喜んでくれたそうです。また3月18日(金)も、山形市総合スポーツセンターで道場のスタッフと市民有志の方が集まり、炊き出しを行いました。この日は、避難者約1000人分の玉こんにゃくを、薪で調理しふるまったそうです。調理したのは3000個の玉こんにゃく!避難されているたくさんの方にあつあつの玉こんを食べていただけたとのことです。
代表の齋藤さんは、「私達にできることはほんの少しのことだけれど、避難されている方に、体にしみる温かい玉こんを食べてもらいたい。道場のメンバーが直接避難者の皆さんとお話をし、玉こんを渡すことで『社会参加の場』にもなることも大切なことだと思う」と話されました。4月中も災害支援の炊き出しを行う予定で、メンバーの地元の天童市や上山市などに設置されている避難所での炊き出しを考えているそうです。「私達の玉こんはどこにいっても『おいしい』と自信を持って皆さんにふるまえるんです」と代表の齋藤さんが胸を張るみちのく屋台こんにゃく道場の一番の特徴は「移動販売車」での販売。これを強みに県外被災地へ“あつあつの玉こん”を届ける計画も検討中だそうです。
みちのく屋台こんにゃく道場では、地震の影響による燃料不足でしばらく販売を休んでいたそうですが、3月29日から市内スーパーでの移動販売を再開しています。あつあつの玉こん・玉ゴンと営業メンバーの元気な声がまた戻っていました。「これからも元気に、“みちのく屋台こんにゃく道場”らしく営業していきます!」とメンバーの皆さん。ぜひ被災地の皆さんへも元気な声、味がしみておいしい玉こんを届けてほしいと思います。