「女性のための政策提言塾
~未来に広がる地域ネットワーク」が開催されました

特定非営利活動法人サポート唯

平成26年3月4日(火)13時30分から、山形県男女共同参画センターチェリアにおいて、「女性のための政策提言塾~未来に広がる地域ネットワーク」が開催されました。特定非営利活動法人サポート唯が長年継続して実施してきた事業で、今回で9回目を数えます。

男女共同参画社会基本法の制定以来、生活全体で女性を取り巻く環境が変化し、ここ山形でも様々な立場・分野で女性が活躍しています。
この政策提言塾は、県政に関わる方々との懇談会を通して、県政を理解し、女性の視点を活かした提言の活発化を目指し開催しています。これまで懇談会には、山形県議会議員や山形市議会議員、大学教授など、山形県や山形市の政策・方針決定に関わる立場で活躍されている方々が招かれています。


 今回の懇談会への出席者は、現職の県議会議員である志田英紀氏、船山現人氏、大内理加氏、菊池文昭氏の4名の方で、コーディネーターは山形県男女共同参画センターチェリア男女共同参画部長鈴木和他氏が務められました。

参加者は、市民活動団体や農業団体、福祉団体の方など様々な立場の方で、幅広い視点で意見や質問が多く出されました。

特に、農業の活性化や危機管理に関する意見交換が活発に行われ、農業後継者の問題、6次産業活性化へのサポート、空き農地の利活用や農業委員会への女性の参加などの意見が出されました。議員の方からは、 JA(農協)との連携強化や収入率の低い稲作農家への支援の必要性など、今後取り組むべき施策が提起されました。


 また、今後女性の視点を活かした災害避難所対策、主婦層や学童への防災意識の徹底が必要などの意見も出され、つながりがつくられるよう、女性の積極的な町内会・自治会への参加を促していくことも確認されました。

 今回の懇談会のように、議員の方たちと私たち県民が話し合う、また私たちが直接声を届ける機会は少ない現状であり、広く県民から意見を聴いて行政の意思決定を行うパブリックコメントの有効活用も検討していく必要があると議員の方が話されました。
その他、雇用促進、暴力防止、子どもの健全育成に関してなど、それぞれの地域課題解決の視点が出され、議員の皆さんも参加者の皆さんも納得いくまで積極的にお話されていました。

サポート唯では、これまでも女性を巡る課題解決のための意識調査や女性会議など、山形の女性がより輝くための事業を実施し、成果を残しています。代表の鹿野さんは、「直接議員の方と話し合える場はなかなかなく、まずは率直に意見交換することで、私たちも県の政策を理解し現状に触れることができるので、こうした機会を今後も継続して設定していきます」とお話されていました。
今後も県政に関わる方と意見交換ができるこうした機会を設けることは大変重要と感じました。女性だからこそ、男性だからこそ気づくことのできる視点両面を活かし、活発な政策提言により県の政策が私たちのものになっていけばと思います。

サポート唯では、デートDV防止に関する講座や啓発活動、地域の防災意識を高める講座、食育を推進するイベントなど、女性や子どもたちを対象とした様々な活動を展開しています。センターのイベント情報にも掲載していきますので、ぜひお気軽にご参加ください!

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特定非営利活動法人サポート唯
代表 鹿野順子
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